『能町みね子のときめきサッカーうどんサポーター』、略して 能サポ (講談社文庫 の 17-2)
『能町みね子のときめきサッカーうどんサポーター』、略して 能サポ (講談社文庫 の 17-2) / 感想・レビュー
佐島楓
「カマタマーレ讃岐」というJリーグのサッカーチームを応援しつつうどんを食べる、コミック添えエッセイ。途中から応援か食欲かどちらがメインなのかわからなくなるゆるさが面白い。チームのネーミングセンスもいい。
2016/07/18
ホークス
サッカームック本の連載コラム。香川県のカマタマーレ讃岐(語源は当然釜玉うどん)のサポーターとなって試合を取材し、うどんを食べまくる。著者がサッカー超初心者なので、私でも共感して楽しめた。チームはJFL(J1、J2の下)に昇格し、運営側の苦労やファンの熱い応援に触れていく。そうか、そうなってるのかと大いに納得。著者のチーム愛は高まるけど、非熱血は変わらず、おかげでのんびりページをめくれる。全然グルメガイド的ではないが、とにかく美味そう。3泊4日位で讃岐うどん食べ歩きをやって、途中でサッカー観戦も良いな。
2018/06/20
Gummo
これはサッカー観戦レポであると同時に、うどん店レポでもある。なぜそうなったかと言えば、著者が魅せられたのがうどん県のサッカーチーム「カマタマーレ讃岐」だったから。サッカーはワールドカップしか興味ないし、試合を観にいったこともない自分だけど、ホームスタジアムが近所だし、今度カマタマの試合観にいってみようかなと思った。もっと読んでたかったのに、連載していた雑誌が休刊したために2013年途中で終わってるのが惜しい。★★★★☆
2016/06/27
いちろく
「GIANT KILLING extra」に連載されたコラムを纏めた内容。香川県のサッカーチームカマタマーレ讃岐を応援する観戦記のはずが、読了後にはさぬきうどんの名店に詳しくなっている不思議な1冊。サッカーに詳しくない能町さんの視点から描かれる観戦記は、プレイ実況の内容に限定されない所が斬新で面白かった。スタジアムの外観や食べ物、サポーターの様子が詳細な観戦記も珍しい。最後に、表紙はうどんですが、サッカー本大賞2017受賞本です。
2017/11/04
penguin-blue
今はJ3(一時J2)のカマタマーレ讃岐を雑誌の企画がきっかけで、サッカー初心者の筆者が地域リーグ→Jリーグへと昇格するのを見守りつつうどんを食べ歩く本。以前別のチームを、地域リーグからJ2昇格位まで見守った経験があるので、この何にもない中から段々チームが形になっていく姿はとてもわかる。チームが育つのは嬉しいけれど、選手との距離が近く、かぶりつきで見られた贅沢と比べると何となく寂しいのよね。そのあたりまで書いてほしかったので能町さんがサッカーにはまらなかったのは残念。さて、気が付けばサッカーシーズン間近。
2020/01/28
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