超高速!参勤交代 リターンズ (講談社文庫 と 56-2)
超高速!参勤交代 リターンズ (講談社文庫 と 56-2) / 感想・レビュー
しんごろ
『超高速!参勤交代』の第2弾!今回は湯長谷への帰りの話(行きは参勤、帰りは交代になるらしいね…知らなかった)今回は道中の一方で、留守居役のいる江戸での話もあり、物語はボリュームアップ!愉快!痛快!この上ないです。映画化もされるようで…(^^)ますます前作の映画が見たくなりました(^^;)それにしても憎まれっ子、世にはばかるとはよく言ったもので、老中はイヤな奴で、湯長谷藩の武士達ははかっこいい!ついついのめり込んでしまう作品です!時代小説には、なぜかGACKTをBGMにしてしまう(^^;)
2016/07/10
ナルピーチ
前作でなんとか江戸への参勤をやり遂げた“湯長谷藩”の御一行。のんびりと帰路へとつくはずだったのだが、まさかの復讐に燃えるあの男の登場により、今度は帰りの道中をたった2日で交代しなければならなくなった。この絶体絶命のピンチにどんな奇策で立ち向かうのか…。今回も痛快で爽快でとにかく面白かった!仲間を大切に思う藩主だからこそ、家臣と一致団結する事が出来る。ひたすらに走ってばかりの過酷な旅路だけど、その勧善懲悪な結末に魅せるのは武士の矜持。彼らの参勤交代を妨げる者、みな切り捨て御免。なのだ!
2022/08/11
た〜
琴姫さまの相変わらずの羞恥プレイ要員ぶりに、ご家老の相変わらずの奇策士ぶりに、雲隠(笑)の相変わらずの葛藤ぶりに、ご老中の相変わらずの腹黒ぶりに、お殿様の相変わらずの苦労人ぶりに、そして何より将軍様の最後の最後で美味しいところ持って行きぶりに、まとめて『笑!!!』
2016/09/16
のり
湯長谷藩が無事に参勤を果たし、ゆるりと帰路につくはずが、失脚したはずの松平信祝の復権で、またしても窮地に。それにしても珍道中と言ってしまえば、困難だらけの政酵達に失礼だが、笑い所満載でもある。敵方には、柳生の手練れ達。正に死闘が繰り拡げられる。そこに大岡忠相までもが絡んでくる。政酵と咲の関係が似合いだし、琴姫の男気?溢れる強さと女心も和みの一つだった。相馬様、苦労が絶えませんね。お疲れ様。
2016/12/31
優希
まさに痛快、これに尽きますね。過酷な参勤交代に挑む弱小藩・湯長谷藩の人々のドタバタ劇といったところでしょうか。5日間という無茶な参勤を乗り越えたと思いきや、失脚したはずの悪徳老中・松平信祝の復権で、2日で交代という無理難題が襲いかかることによる珍道中。次々と困難が襲い、絶体絶命の危機に陥りますが、知恵と体力と勇敢さで何とか切り抜けるのに、何事にも屈しない姿勢を感じました。悪徳老中にも負けず、最後は勧善懲悪で締める。気持ちいいなぁ。完全なるエンタメ時代劇として楽しみました。
2017/01/04
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