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真田を云て、毛利を云わず(下) 大坂将星伝 (講談社文庫 に 34-6)

真田を云て、毛利を云わず(下) 大坂将星伝 (講談社文庫 に 34-6)

真田を云て、毛利を云わず(下) 大坂将星伝 (講談社文庫 に 34-6)

作家
仁木英之
出版社
講談社
発売日
2016-06-15
ISBN
9784062934107
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真田を云て、毛利を云わず(下) 大坂将星伝 (講談社文庫 に 34-6) / 感想・レビュー

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巨峰

下は関ケ原から大坂冬の陣・夏の陣を一気に描く。まあ結末は知っているわけだけど、家康にも弱点があると闘志をもやす毛利、後藤、真田、木村などの武将がとても魅力的だ。でも、勝つには何かが足りなかったんだろう。もしくは、何もかもが足りなかったんだろうな。1000ページもの小説だったけど、もっと長くてもいいなと思った。一般的には秀頼の介錯をしたと描かれることの多い勝永をこの結末にしたのはどうだろうか。

2019/02/19

つーこ

直江状から始まる本書は、私の大好物で埋め尽くされていて興奮しました。真田丸での大助の口上など小気味よかったし、特に大阪の陣前の真田軍馬揃えのシーンはかっこよすぎて鳥肌を通り越して全身が震えました。私も一目見たかった!でも正直、毛利勝永ってほとんど知りませんでした。真田丸の場所に目をつけていたけど信繁に譲ったとか、家康と将棋を指したとか、夏の陣の最後家康に信繁より前に迫ったとか、本当なの??と思うところがいっぱいあって、本当だとしたら、なぜここまで真田だけがフューチャーされたのか不思議です。

2018/06/17

ロマンチッカーnao

いやぁ、面白かったです。大阪冬の陣、夏の陣と圧倒的な武力の差で、一方的に徳川方が勝利し、その中で真田隊だけが、大活躍したような印象ですが、けっしてそんなことはなく、勝永がいうように、戦いというのは常に五分と五分なんですね。冬の陣でも、和睦せずに、戦いを長引かせていれば勝てたかもしれないし、夏の陣でも、秀頼がタイミングよく出馬していれば、勝利できたかもしれない。ほんとにギリギリだったんですね。しかし、そのギリギリで勝利するのが家康という大将がいるで徳川で、敗者のは、真の大将が居なかった。残念。

2019/09/14

ざれこ

読みづらさにも慣れたのか、上巻より物語にフィクションくささが減ったからか、下巻の方がすんなり読めました。真田丸では勝永のラストの出番ははしょられてましたが勝永クローズアップしてたら主役食ってたかもね、ってくらいの夏の陣の大活躍、お見事。五人衆の戦ぶりも丁寧に描かれてました。最後の家康と勝永の対峙では新しい時代への思いが描かれ、単なる時代に取り残された牢人の意地だけではない志がありましたが、勝永の世界に向けた志が大きすぎてついていきづらかったのが正直なところ。でも、戦になると輝く男たちの戦い、胸熱でした。

2017/01/10

小瑠璃

おおお。毛利勝永、かっこいい!!本当に、真田を云いて毛利を云わず、が勿体無い!この本をすすめてくれた方が「読むと、大河は真田じゃなくても毛利でもよかったんちゃう?!ってなるよ」と言っていたのですが、まさに。大河では端折られていた、勝永の活躍も又兵衛の活躍も読めて、大変良かった。大阪城での戦いが、大河で描かれなかった部分も細かくて嬉しかったです。ひとつ欲を言えば、大阪城とその周辺の見取り図&地図が欲しかったかな。

2017/01/27

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