文庫版 現世怪談(一) 主人の帰り (講談社文庫 き 66-1)
文庫版 現世怪談(一) 主人の帰り (講談社文庫 き 66-1) / 感想・レビュー
夢追人009
木原浩勝さんの元々は角川書店から出た単行本「隣之怪 第五夜」が諸般の事情で講談社に変わり改題出版された文庫本ですね。木原さんの怪談は怖さよりも物語性が重視されていて何より人間の温かみが感じられる所が良いと思いますね。『ベランダの向こう』内気で気の弱い女性である私は幼い頃より父から男の子が欲しかったのにと言われ、やがて両親が離婚し母の手で育てられて母のような人になるのが夢だった。学校では虐めに遭いながら何とか耐え高校を出て東京で働くも仕事について行けず悩む内に食事が喉を通らなくなり、やつれてガリガリになる。
2020/11/12
眠る山猫屋
とってもジェントリーな実話系怪談でした。誰一人死なない、というのも善き。
2024/06/08
ラルル
なんだか既読感が…と思っていたら出版社変えての文庫化だったのか。文章の書き方のせいで話に入り込めず、怖さがイマイチです
2017/08/18
ばんだねいっぺい
あとがきの一文が打たせたくなかったボディブローとして効いてくる。
2017/08/13
シン
D評価。 怖くないから読むのを止めてた「隣ノ怪」シリーズの第五夜と同じ作品。 とりあえずこれもほぼ怖くはない。 が、 「怖くなければ怪談ではないが 怖いことが怪談の全てではない」 と、意図的に怖くない家族にまつわる不思議だったり、心暖まるエピソードが収録されているそうだから仕方ないか。 あと帯に「本当に存在したデスノート」とあるが、どの「デスノート」のことを指しているのだろうか。 もし意図的に某有名漫画を誤って想像させて少しでも売上を伸ばそうとしているのなら、ものすごい悪意を感じる。
2017/08/14
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