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正妻 慶喜と美賀子(上) (講談社文庫 は 26-13)

正妻 慶喜と美賀子(上) (講談社文庫 は 26-13)

正妻 慶喜と美賀子(上) (講談社文庫 は 26-13)

作家
林真理子
出版社
講談社
発売日
2017-10-13
ISBN
9784062934619
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正妻 慶喜と美賀子(上) (講談社文庫 は 26-13) / 感想・レビュー

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どぶねずみ

本書は徳川慶喜の正妻、美賀子に焦点を当てて書かれた小説。大河ドラマで徳川慶喜に興味を持った人は多いだろう。これまでにいくつか慶喜関連本を読んで、慶喜は美賀子と結婚をする前にも縁談があったそうだが、美賀子がどのような気持ちで輿入りしたのか。公家出身か武家出身かによっても女性の心構えがだいぶ違うと知った。周囲から「いずれ将軍様になるお方の正妻に」と言われながら、将軍職に就くことを拒んでいた殿様。嫁入りした頃よりも晩年の方が良い夫婦関係が築けたというが、将軍に就任後どのように夫を支えたのか、下巻が気になる。

2021/07/13

酔拳2

希代の名君、または腰抜け、と評価の分かれる徳川慶喜に興味はあった。それを林真理子先生が書いたとなると読まずにはおれん。林先生読んだことないけど…まあ、めちゃ大作家ですよね。上巻は慶喜はそんなに出てこず、美賀姫目線で話は進む。幕末というと尊王の志士とか新撰組とかの話が定石だが、京では幕末でもほんのりはんなりです。公家ってこんなに世の中のこと知らないんだ、と驚き。正直いらんなこの人たち、なんて思っちゃいました。公家世界のネチネチした感じ、嫌っすね。後半は話が江戸の市井に転換し、何で?と思ったらそういうことか

2022/05/28

ちぃ

面白い。幕末の京都とか公卿の雰囲気が、新鮮だった。1人の少女が結婚して諦念を持つようになるまでの物語は同じ女として共感するものの悲壮感はなく、後半、激動の時代に突入していくと一気に引き込まれた。女性目線なので、血なまぐささはないが、やはり時代に翻弄されながら流れに否応なしに引き込まれつつ乗っていく様子がドキドキする。下巻も止まらない予感。

2021/08/31

ぱぴこ*2

大好きな真理子先生。苦手な時代物もすいすいと頁が進みます。今年の大河ドラマでも中心人物である徳川慶喜。その妻、美賀君。ドラマのキャストで脳内変換でより楽しめます。続けて下巻へ。【図書館本:27】

2021/04/14

まつこ

徳川慶喜の正妻・美賀子が主人公。慶喜はよく大河ドラマに出てくるのでなんとなく分かりますが、奥さんはこういう立場の方だったんですね~!意外と気の強そうな言動が多く、面白い。年の近い(義理の)祖母の存在、私もイヤだなぁ…。下巻も楽しみ。

2020/01/03

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