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二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3 (講談社文庫 と 55-5)

二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3 (講談社文庫 と 55-5)

二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3 (講談社文庫 と 55-5)

作家
堂場瞬一
出版社
講談社
発売日
2016-08-11
ISBN
9784062934688
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二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3 (講談社文庫 と 55-5) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

特捜との対立にはらはらしつつも、支援課を絶対応援!(だってねぇ、あんまりじゃない?特に黒川には腹が立つ~)で、失踪課・高城登場に喝采の私。会いたいのに会えない恋人に会えた気分(笑)私は泣きはしなかったが、あまりのストーリーだったね堂場さん。あの状況では疑われても無理はないかもではあったが、那奈の頑なさと賢さがちょっと哀しい。優里の存在は何だったんだい?と那奈に言いたくて堪らなかった。あまりに気丈なのは辛すぎる・・泣いていいんだよと、もっと早くに那奈の心に届いたら良かったのになぁ。

2016/08/18

あすなろ

私も、二度も事件に巻き込まれた人を担当するのは初めて。彼女が親を殺されたのは二度目。そんな封切りから始まる堂場氏の支援課シリーズ第三弾。二度も親を殺されても完璧な殻を被っている少女はどうしてか?それを守り、殻の内側を覗こうとし、時には捜査一課に追求されても支援課は少女を護る。支援課シリーズも、人物像が定着し、新人も育って、円熟期に入ってきましたね。後、名古屋の講演会で聴いた堂場氏の名古屋の描写が、本作品ではそのまま描かれているシーンがあります。そうですよね、堂場さん。

2016/12/23

藤枝梅安

書き下ろしシリーズ3作目。犯罪解決過程での、容疑者とのやり取りよりも、警察組織内部の軋轢を描くことに紙幅が割かれている。今回の事案は、自分や自分の家族を守るために、人は冷静な判断力を曇らせ、異常な行動に走る場合があることを読者に訴えている。翻って、社会や組織の中で地位や権力にしがみつこうとする人間も同じことなのである。犯人逮捕が目的ではなく、自分の昇進の手段になってしまっている警察官を描き、警察以外の組織でも同様の状況があるのではないかと読者に考えさせている。このシリーズの読み方の一つに過ぎないのだが。

2017/01/06

ケイ

少女の行動や態度の動機が明らかになると、なるほどそういうことだったかと納得。彼女は実はどうであるかというミステリアスさが読む機動力となり、体調が今ひとつの中、上手く気をそらしてくれた。

2023/09/27

ユザキ部長

何かがある。裏がある。微妙な心理描写が気になる。孤高の女子中学生は成績優秀、スポーツ万能でも他者を決して寄せ付けない。壁が高い。空白の時間が気になる。事件の真相は虎視眈々と進むが(エルボーでボルボの窓ガラスを割るのはいかがなものか?)一度止めてしまった涙が再び流す事が出来てホっとしたかも知れない。仕事の範囲が曖昧なのは致したかないのであろう。

2016/12/23

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