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コミック版 狂骨の夢(上) (講談社文庫 き 39-137)

コミック版 狂骨の夢(上) (講談社文庫 き 39-137)

コミック版 狂骨の夢(上) (講談社文庫 き 39-137)

作家
京極夏彦
志水アキ
出版社
講談社
発売日
2016-11-15
ISBN
9784062935340
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コミック版 狂骨の夢(上) (講談社文庫 き 39-137) / 感想・レビュー

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☆よいこ

漫画。作家宇田川崇(うだがわたかし)の妻は海の音が怖いという。元夫を殺し首を切り落とした記憶、争って川に落ち、女を絞め殺した記憶などが交錯し、宇田川朱美(うだがわあけみ)は神経を病む。主人が留守の時に訪ねてきた復員兵姿の夫の幽霊を「殺した」と告白する。それも何度も。伊豆の海で目撃された金色の髑髏は、日に日に肉がついて毛が生えて最後には生首に変わる。牧師の白丘亮一、フロイト研究者の降旗弘(ふるはたひろむ)釣り堀屋の伊佐間一成が登場。それぞれに繋がっていく事件。そしてとうとう宇田川が殺される▽セリフ長い

2022/02/12

東京湾

「妾はー 人を殺したことがあるのでございますよ」騒騒と唸る海鳴りから、物語は幕を開ける。今作のキーとなるものは「髑髏」。悪夢の中の髑髏、祀られた髑髏、切り落とされた髑髏、並行して進む全ての謎に髑髏が付き纏う異様さが特色となる。上巻だけ読む限りには一体何がどうなっているのかすっかり混乱してしまい、原作を読んでいたときもこんな感じだったなと不意に思い出し苦笑した。フロイトに憑かれた男・降旗が個人的には印象に残る。しかし朱美の色っぽさが本当もう…下巻へ

2017/04/23

chiseiok

京極堂シリーズ、『姑獲鳥の夏』だけは小説とコミックの両方で既読。以降原作小説はそのボリュームと密度に怖気づいて積読のまま。そんなヘタレ読者の自分ですが、今回の『狂骨…』はつくづくコミックで良かったと、さらに自分のヘタレっぷりを再確認。こんだけいわく有りげなキャラが沢山出てきて、こんだけ沢山の謎があって、これが文章作品だったら、多分ギヴw。冷えピタ何枚貼っても間に合わない知恵熱が出ます。そして下巻ではこの複雑怪奇な大風呂敷が京極堂の凄技でシャキン!パキン!スパン!と畳まれるんだろうな。楽しみ。

2016/11/28

綾乃

新刊を読むにあたり、原作を再読する体力も時間もないためこちらで復習。 感想は下巻でまとめて。

2023/08/18

歩月るな

お話がお話なので色っぽい表現が多いが、テーマである夢の色欲的な光景がしっかりと描かれているのが逆に不気味で恐ろしい。この話が面白いのは、久保の葬儀を行うのが京極堂でそれからしばらく出て来ず、関くんが割としっかりしている所と、宇多川先生の快活な所。木場さんと長門さん、石井警部の警察の面々の地道な捜査、幼馴染のふるはたちゃん、亮さんなどの魅力的な人物、情報量の割にスピーディな展開。エロスも毎回の事ではあるけれど、漫画になるとやっぱり濃い。匣の事件から散々な扱いの石井警部に対してフォローが手厚くなるのが人情味。

2016/11/18

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