贅沢のススメ (講談社文庫 ほ 40-5)
贅沢のススメ (講談社文庫 ほ 40-5) / 感想・レビュー
ミーコ
初読みの作家さん。表紙が綺麗だったので手に取ってみました。最初は どうかな~?と思いましたが 読んでるうちにドラマを1話1話、観てる様な感覚でスイスイ読めました。「狂気の椅子」は先日読んだ窪田さんの椅子職人と私の中で重なったりして・・・ 古武士君の成長も見られてまずまず面白かったです。シリーズ化されるのなら また読んでみたく思います。もしも映像化されたなら観てみたいです。
2017/04/30
かんらんしゃ🎡
贅沢って何だ。きれいな景色見たり、初めての店に入ったり、いい演奏を聞いたり。それはリストランテでなくていいし、プラチナ席じゃなくてもかまわない。ドキドキやワクワクを感じられさえすればそれが贅沢の本質なんじゃないのかなあ。高級店が舞台の企業乗っ取り小説をやっかみ半分で読みながら思う。
2023/07/31
りえ
初読み作家さんだったけど、古武士くんが成長していくのは楽しかったけど、全体的に考えると、贅沢の考え方の一つという結論しか出てこなかった。
2017/08/31
クキモン
高級イタリアン、オーダーメイドのシャツ、アンティーク時計、ワイナリー、全室スウィートルームのホテルなど、贅沢な商品を扱う会社の買収に特化したユニークな投資会社。ハゲタカと違うのは、会社の買収だけが目的ではなくて、良いものを残すために商売を立て直しに手を貸すというもの。世間の評判が良いとか価格が高いからという理由ではなく、本当に自分が好きで愛用できるものを所有することが贅沢という言葉が心に残る。そう考えると、自分にとって必要な贅沢とはそんなに多くないのかも知れない。
2022/11/23
えみちゃん
初読みの作家さん。この本、単行本のときから気になってたんですよ。文庫化したらぜひ・・っと思ってたら、とっくに刊行されてて慌てて購入。『高級』で売る業種のみをターゲットにした「ラグジュアリーファンド」のボス藤浪と新人部下の古武士(こぶし)は、「人生を豊かにする贅沢」という債権のみを買う。落ち目のカリスマシェフが経営するイタリアン。またあるときは、女性職人のみで構成されたオーダーシャツのテーラーと言う具合に、贅沢かどうかを見極める過程がとてもおもしろく楽しく読むことができました。その先々でタダ働きをしつつ、
2017/09/10
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