ともにがんばりましょう (講談社文庫 し 104-3)
ともにがんばりましょう (講談社文庫 し 104-3) / 感想・レビュー
小説を最初に書いた人にありがとう
地方新聞の労働組合の話。馴染みのない組合の活動の話で時間を要した。多くのページを組合活動の内容に費やしビジネス本の様相であったが、団交の中盤から仕事や会社への熱い思いがぶつかり合い感動のクライマックスまでは一気読みできた。寺内委員長と会社側の代表朝比奈労担との応酬は感動。そして、感想ではないけど、この本を読んでいる途中で愛犬を亡くした為、おそらく将来まで忘れない作品になった。
2018/03/10
三代目けんこと
皆々様、油断なさらぬよう。本書は泣きます、泣かされます。くれぐれも公共交通機関ご利用の際に読んではなりませぬ。
2022/08/24
kei302
団結用意! 左手を腰にあて右手は拳を握り突き出すように構える(よしっ と声を発する人もいる)、そして「がんばろう」三唱。労組の会合の締めくくりの一幕。春闘は知っていたが秋闘は知らなかった。そんな労使間の主に賃金と待遇改善を巡る攻防の詳細がこれでもかこれでもかと綴られる。最終手段はストライキ。日本では最近ほとんどやってない。新聞社の社員のスト、困る人はだれかなあ。販売店さんか。ともにがんばりましょう!
2023/11/05
ピース
新聞社における労使の団体交渉がリアルに感じられた。組合ってこんなに頑張ってるのかと驚いだ。以前いた会社の組合はこんなんじゃなかったが。武井には「しっかりしろ!」と何度も言いたくなったがこれを期に少しずつしっかりするんだろう。
2021/01/17
ミーコ
労働組合の執行委員に無理くり受けさせられた武井君の物語。私も労働組合の執行委員4年やりましたが、こんな労組から意見を出して戦った経験はありません( ̄▽ ̄;) 持ち帰りは経験しましたが。。 入社した頃は深夜まで論議を戦わされてましたが、武井君同様 他人事でした😅 執行委員長 ここまで学んで挑まなければ話にならないなぁ と勉強になりました。長くて 少し疲れましたが、ともに頑張りましょう❗️と言いたくなりました。
2019/06/22
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