タイタニア4 烈風篇 (講談社文庫 た 56-45)
タイタニア4 烈風篇 (講談社文庫 た 56-45) / 感想・レビュー
Tetchy
またしても私はこう叫ばなければならない。『銀英伝』の興奮、再び!と。前作からほぼ8年が経ってなおストーリーと設定が想起されてくる。田中氏の筆はまさに魔法のようだ。『銀英伝』は支配側とレジスタンス側の戦い、帝国主義と民主主義の戦いの二項対立の構造だったが、このシリーズは肥大した強国の内部紛争、つまりタイタニア対タイタニアの戦いがメインであったことに気付かされた。巨大な国を統べる野心家たちの闘争の物語とでも呼ぼうか。さて次の最終巻で「昭和の銀英伝、平成のタイタニア」と呼ぶに値するか否か。早く読まなければ!
2017/11/05
ヤギ郎
シリーズ第4巻。タイタニアには、アリアバート、ジュスラン、ザーリッシュ、イドリスというそれぞれ個性の異なったリーダーがいる。人を惹きつけ、人を動かすために必要なものを考える。イドリスは人望が必要だな。
2021/06/25
ヤギ郎
シリーズ第4巻。物語の対立構造が大きく変化したなかでの争い。そして、最後のひっくり返す。おどろきのおどろきだ。このシリーズでは、著者は銀英伝で書けなかった銀河帝国(帝政)における政治的対立を描いているようだ。次のシリーズでは、自由惑星同盟のような社会を描いて欲しいですね。
2017/05/21
tak
え~~~。
2017/07/01
ぼん
なるほど、タイタニアは『平家物語』のオマージュなのか。 「タイタニアにあらずんば、人にあらず。」の台詞はよく目にしたもんな。 納得。 次巻でタイタニアは平家のように滅んでしまうのだろうか。 しっかし、バル可愛いわー
2018/11/10
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