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霊感検定 春にして君を離れ (講談社文庫 お 124-3)

霊感検定 春にして君を離れ (講談社文庫 お 124-3)

霊感検定 春にして君を離れ (講談社文庫 お 124-3)

作家
織守きょうや
出版社
講談社
発売日
2017-04-14
ISBN
9784062936323
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霊感検定 春にして君を離れ (講談社文庫 お 124-3) / 感想・レビュー

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ベイマックス

シリーズ三作目になり、第一章と第二章と、「何だか飽きて来たかな」と感じつつ読み進めた。第三章の結末が悲しく、第四章の陰口に考えさせられる。陰口に、悪気はない。ただ、自分の友達が心配。結局は、人は自己中なんだと思う。仕方ないよ、自分のことしか分からないんだし。それでも、筒井のように、夏目のように、なれたらいいなって思う。 ラストシーンに、シリーズの発展を感じる。清貴と九条高校のメンツの絡みは面白そう。

2020/04/02

dr2006

誰か一人でも自分のことをわかってくれる人がいたら…。霊感検定第三弾。自分以外の誰かを信じることの大切さは、それが生きた人でも、亡くなった後の霊でも同じだ。という視点に立てば、霊感によって見えるか見えないかは関係なくなる。修司、空、夏目、筒井、馬渡、笛子ら研究会のメンバーは共通項が偶々霊感だが、活動を通じ築かれていく友情と信頼関係の美しさに心打たれた。ところで図書準備室の中だけで可視化される笛子の謎が明かされていない。まだ続くような終わり方なだけに、続編が刊行されたら是非読みたい。&装丁のイラストがいいね。

2020/09/23

山本真一郎

読了。シリーズ3冊目。ゆっくり読むつもりだったのに、やはり読み易さと先が気になる展開には抗えず、早々に読み終えてしまう。最初は中々面白く感じていた作品の状況設定も、3冊目に差し掛かる事で慣れてしまった感はある。しかしながら超常現象を主軸に、ミステリ的要素も相まっている点は飽きずに読める要因になっている。霊なんてものを信じずに胡散臭い視線を向けてくる輩に背を向けて、真摯な姿勢を崩さない登場人物もこのシリーズの大きな魅力だと思う。今作の終わり方を見る限りでは続きがある様に思われる。だとしたら楽しみに待つのみ。

2017/04/17

よっち

最愛の兄を突然失い悲嘆に暮れる弟の携帯に届く兄からのあり得ない着信。霊が視えないのに心霊相談を持ち込む母親の苦悩など、人知れず霊に悩む者を心霊現象研究会が救う第三弾。馬渡先生は相変わらずでしたけど、さりげなく人を助けようとする夏目や空だけでなく、登場人物たちの相手を思いやるさりげない優しさが物語のベースになっているのがとてもいいですよね。修司と臣の空をめぐる葛藤とギリギリの攻防にはついニヤニヤしてしまいました。夏目の容赦ない突っ込みも(苦笑)挿入されていた短編もとても良かったですし、続巻も期待しています。

2017/04/15

吊り太郎

霊感検定シリーズ三作目、続編が楽しみで書店で即買いしました!→いつもながら(笑) 今回は、夏目メインのストーリーで展開され霊感少年の裏と表を描いた様な感じでした。。信じてもらえない、普通の人には見えないものが見える事で、周囲から冷たい声を聞く一方で、本当に困って相談して来る人を来る者拒まず、真剣に相手と向き合い助けてあげたいと努力し奔走する。どんな批判的な声を掛けられても、信じてくれる仲間がいる。味方になってくれる存在がいる事で自分を保てるのでは?と夏目と筒井の関係だと思いました!

2017/05/23

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