シューメーカーの足音 (講談社文庫 ほ 40-7)
シューメーカーの足音 (講談社文庫 ほ 40-7) / 感想・レビュー
きあら
英国ロンドンで店舗を構える靴職人の斎藤。一流の靴職人として更に事業を広げようとする斎藤の元に、13年前の記憶を呼び起こる靴の修理依頼が舞い込む。勧善懲悪の悪の雰囲気漂う斎藤に対して、善の雰囲気の友哉。ラストの着地に向かって色々ひっくり返る。本城さんといえば、「贅沢のススメ」を含め、こういう本物の世界を描く本城さんの作品は嫌いじゃない。
2023/09/18
はる
作者さんが野球を題材にした作品を書かれていることもあり、スパイクを作る人と使う人の話かと思って読み始めました ^^;; が、仕事の奥深さに惹きこまれました。このお仕事をされてる、なにかと話題な方もいらっしゃるのでタイムリーだったりも。2人の職人さんに対するわたしの思いは、山田五郎さんの『あとがき』とほぼ同じです。^_^
2019/01/02
Miyako Hongo
立ち読みで傲慢な英国貴族の描写が気に入ったので購入。職人の拘り描写は面白かった(金銭的欲がなきゃダメとか)けど、二人の職人が争う原因がイマイチ。後書きにもあったけど、善玉役が薄すぎる。てか、職人以外には理解できないプライドの抉り合いで話を進めて欲しかった。ラストのどんでん返しも、その方が絶対面白かったと思う。
2017/10/14
あらあらら
幻冬舎文庫版で読了
2014/06/04
詩界 -うたか-
#読了 #本城雅人◆ロンドンで靴職人をしている齋藤は色男で話術も長けている。だが齋藤を脅してくる人物がいた。それは一体なんのために……?智哉は疑問を抱く。齋藤はもしかしたら――◆めちゃくちゃ読みやすいのに重たいダークミステリーだった。ああ、なんでだろう。後味の悪さも一級品だ。でも面白かった。
2020/02/17
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