明日の色 (講談社文庫 し 67-5)
明日の色 (講談社文庫 し 67-5) / 感想・レビュー
ねぎまぐろ
★★★★
2021/02/11
moo
吾郎の成長が半端ない。最初はクズヤロウだと思っていたが、魁多に金の成る木以上の情を持てた辺りからぐんぐん人間力が増してくる。違う人みたい。時折クズヤロウも顔を出すが、最後はチャンチャンめでたしめでたし。
2020/10/22
文庫本依存Hiro
『明日の色/新野剛志』読了。空港を舞台にした「あぽやん」シリーズなど、ベタだけど泣けるお仕事小説のイメージも強いミステリー作家の新野作品。今回は経済的困窮と、現代アートが題材。出てくる人たちはみな、決して悪い人じゃないのに、何故か追い込まれてしまう。そんな不器用である意味では弱い人たちが、自分らしさを発揮しながら立ち上がるというか、立ち直るプロセスを描いた一冊。どこかほっかりする読後感がなんとも心地よい。希望は信じたものだけが実現できる、という、ぱっと見ご都合主義で、でも、ある意味正しい言葉が染みる。
2018/04/12
Kay_co
重いなー、と思いつつ読んでいたら、何となく明るくなって、最後はパタンとあっけなく終わる、「妄信的」な前向きさを感じられる作品でした。 落ち込んでいたので読むタイミング間違えたかと思いましたが、なかなか。人を幸せにするにはまず自分が幸せにならなくちゃ。
2017/12/15
asky0084
★★☆☆☆
2017/12/05
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