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新装版 修羅の終わり(下) (講談社文庫 ぬ 2-6)

新装版 修羅の終わり(下) (講談社文庫 ぬ 2-6)

新装版 修羅の終わり(下) (講談社文庫 ぬ 2-6)

作家
貫井徳郎
出版社
講談社
発売日
2017-07-14
ISBN
9784062937054
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新装版 修羅の終わり(下) (講談社文庫 ぬ 2-6) / 感想・レビュー

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かみぶくろ

クズを書くために小説を書いてるんじゃないかっていうくらいクズの描写が活き活きしている。一方で、クズ以外の登場人物は単なる手駒ぐらいにしか考えていない作者の冷徹な姿勢が逆に好印象。ただ、肝心のミステリー要素については、あんまり出来が良いとは感じない。群像劇として読んだ方が楽しめる。

2017/08/28

Tsuyoshi

下巻読了。三者ともに泥沼に堕ちていく展開で特に警察(特に公安)の非常なゲスっぷりが際立っており、「警察=権力思考者集団」と皮肉りたくなると救いようがないものだった。結局三者の繋がりがどうなっていたのかラストで益々分からなくなってしまいまとめサイトを閲覧。そういう事かぁ。貫井作品は繋がりを推測しながら読む癖をつけなきゃならんなぁ。

2018/05/13

NADIA

びっくり。いや、どんでん返しが鮮やかだったからではなくその逆だから。「こんな風に思わせておいて実はこういうオチ」と持ってくると期待していたのに!! わりとこんな風に思っていた通りだった(笑) 不自然な電波少女も実に安易な真相だし、関係者は殺されたり自殺したりでやたら死亡率が高く、何より超悪刑事は罰の当たり方が足りない!! もっとスカッとした気分を味わう予定がまったく期待はずれだった。でも、これもぬっくんの醍醐味かな?

2021/09/09

えみ

何が始まり何が終わったのか…不穏な前世に困惑する記憶を失くした男、己の中に“蟲”を飼い続ける凶悪な元警察官、使命と正義感に良心を殺された公安「桜」。3人の視点で描かれる、どす黒い憎悪の闇だけが無限に広がった救いのない地獄。ただ一つ確かなことは、内なる修羅がいま解放されたということだ!うまく練られた時系列の罠と、ある女の無念が読者を不毛な荒地に誘い込み戸惑わせる。これは難解不落、予想できない超センセーショナルな結末だ。最後の一行で全ての出来事が繋がった。究極サスペンス!まさか誤植かと思っていたあの一字が…。

2022/07/09

ワレモコウ

下巻。やはり短いペースで3つの物語は進む。登場人物はさほど多くないけど、場面が変わり過ぎて、どの話の誰だったかがわからなくなりそうだった。途中からメモ書き必須。それでも楽しく読み進めたのに…あれ?ラストは「プリズム」系か?3つの物語は繋がった?だいぶ回収できてない感は残りつつ、まぁまぁ面白かったからいいか。

2021/11/23

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