クズリ ある殺し屋の伝説 (講談社文庫 し 103-3)
クズリ ある殺し屋の伝説 (講談社文庫 し 103-3) / 感想・レビュー
はつばあば
どこにでもいそうな成年がクズリなどと獰猛な名がつく暗殺者ですって。こんな暗殺者ならいいじゃないですか。中国マフィアの残酷な事と蔓延する麻薬、ウクライナ情勢。そして日本を取り巻く状況と能天気な日本人。麻薬撲滅の為なら彼を応援しますわ!。・・なんて過激な婆になってしまったのでしょう(-_-;)。いやいや柴田さんが描かれている今の時代背景がそう思わせたのかも。
2017/11/20
GAKU
この作家さんあらすじに興味を惹かれ以前に1冊読んだのですが、それは完全に期待を裏切られた内容でした。で今回も「四半世紀以上前に死んでいるはずの凶悪な暗殺者”クズリ”。立て続けに起きる射殺事件は誰の仕業なのか? 伝説の殺し屋が、麻薬と莫大なカネを巡って蠢く外道を相手に繰り広げる、血と涙のハードボイルド。」という私好みのamazonの内容紹介に惹かれ、懲りずに読んでみました。はい。今作も期待を裏切られました。残念です。
2020/04/03
Junichi Yamaguchi
『悲しみは、海ではないのだから、すべて飲み干すことができる』… 伝説の殺し屋。 打掃社会。 スピード感溢れる作品だが、女性への描写は少しキツかった… 主人公はいつまで孤独で過ごしていけるのだろう… ただ、キツネは生きているはずだ。。
2017/12/21
那由多
面白くないわけではないが、『TENGU』と比べると粗が目立ち、残念な出来栄えだった。
2023/08/12
Tomomi Yazaki
B級 かつては、国語の教科書に載せたいほど巧みで、誰にも思いつかないような鮮やかな表現で読者を魅了していたのだが、最近の著者の文章が変わってきたように感じる。また、中国人がバンバン出てきてその名前の読み方を覚えるが大変で、読書が疎かになる。主人公は途轍もなく強いのだが、最初から正体が明らかになり、春燕が危機にさらされるのが分っていながら彼女を使う間抜けぶりで、彼女に凄惨な最期を迎えさせてしまう。この物語はまだ成熟していない。シリーズ化して、徐々にクズリの生い立ちを明らかにするのも、面白いのかも知れない。
2017/12/11
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