大江戸妖怪かわら版7 大江戸散歩 (講談社文庫 こ 73-34)
大江戸妖怪かわら版7 大江戸散歩 (講談社文庫 こ 73-34) / 感想・レビュー
りゅう☆
頼りになる百雷の日常に初花が大江戸にきた嬉しさが滲み出てる姿に笑顔になったり、桜丸に恋した結衣の苦しく切ない想いの結末がちょっぴり寂しかったり、雀がこの世界で生まれ変わったことを喜び、支えてくれるものが大勢いるから孤独を心地よいと感じるまでになったり、ポーと福太郎の別れにウルっとなったり、鬼火の旦那により雀に大江戸を案内されて意気揚々となった若者が将来をちゃんと見据えるようになったり。雀が大江戸に落ちて4年間。一人前になるまでの紆余曲折する雀が見れないのは残念だけど、雀が大きく成長することを確信してます。
2018/12/24
TANGO
読み終えるのがもったいない、と思いながらも、あっという間に読了。シリーズ最終巻。生きるということ、自由の意味、美味しいご飯。大事なことがいっぱい詰まったシリーズだった。きっと元気をもらうために、時おり読み返すだろう。
2017/08/30
キラ@道北民
シリーズ第7弾。完結編。短編集。美味しいご飯を食べて楽しく暮らすこと。それぞれの力が淀みなく巡ることで平和に暮らせること。雀と一緒に生きることを学んだ。この先、たくさんの人に読み継がれていきますように。
2017/10/08
たかぴ
短編集。自由とは何をやってもいいとは違い責任が伴う。お金があれば何でも出来る世界とお金が全てではない世界。幸せはどっち。この大江戸の世界は皆が皆幸せそうに暮らしている。著者が、今の世界が幸せになるために便利を追求した先により幸せになったかと問いかけているようにも思えました。子供がもう少し大きくなったら「妖怪アパートの幽雅な日常」シリーズと共に読ませたい。ありがとうございました。
2019/12/24
た〜
かわら版完結。このシリーズ自体はネタ切れしなければいくらでも続けることが出来そうだけれど、最初に刊行された理論社版が著者が亡くなるおよそ1年前の刊行なので、御自分の定めがおわかりになり、しっかりと纏めたのであろうか?
2017/08/20
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