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續 信長私記 (講談社文庫 は 58-10)

續 信長私記 (講談社文庫 は 58-10)

續 信長私記 (講談社文庫 は 58-10)

作家
花村萬月
出版社
講談社
発売日
2017-11-15
ISBN
9784062937993
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續 信長私記 (講談社文庫 は 58-10) / 感想・レビュー

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hippos

久秀がまたまたカッコいいですな。この二人を並べてみると信長の思想の根底にあるものが久秀を追いかけている様が見えるよう。でも久秀の権力に対する距離感のほうが僕には好ましい。

2022/02/23

igaiga

ダメだ・・・松永久秀が登場するとそっちに気持ちが引っ張られてしまって・・・(笑) 萬月さんは松永久秀好きでしょー。だからいつ読んでもカッコいい。そして文中にも出てた「好きか嫌いか」。結局のところそれなんだろうね。その時点で神ではなかったと思うけれど。

2023/07/27

さっちも

メタ認知というのかな。慣習にとらわれず、感情を離れ冷静に判断する能力に優れていた信長。その合理的な判断は絶望的な局面を打開し、恵まれない状況下から急速に力をつける原動力になった。慣習や宗教に囚われがちな中世の人も、ある程度の歴史や科学を理解する私のような人間も、理解の範囲外にある信長の合理的な判断。彼の生い立ちから人物を造形し、信廉殺しや、明智光秀の母殺しをも説得力をもって説明しつくしてみせる。好き嫌いであれば生々し過ぎて辛い小説だけど、これも人間の一面なのかな。

2019/08/19

織田信長を本人の独白、日記という形で描く歴史小説。日記という形上、自身の滅亡の際の描写がなかったがそこがまたよかった。自らを神と考え、謀反を起こされても激昂するばかりでなぜ謀反を起こされたかを考えずその結果自身の滅亡を招く過程を読者が客観視できるように描いている。また本作では脇役として出てきた松永久秀に対する信長の思いは同じような業を負った者として案外これがリアルな感情だったのではないかと思えた。

2019/10/14

ちくわ

あとがきにもあるが、フィクションの世界。一人称で彼の主観で進むので、ラスト数ページまで若い姿で読み込んだ

2018/07/02

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