十津川警部「幻覚」 (講談社文庫 に 1-125)
十津川警部「幻覚」 (講談社文庫 に 1-125) / 感想・レビュー
うさっち
見知らぬ3人の女性からの脅迫電話と悪夢に悩まされる男の謎。十津川警部の登場が少なく、少々物足りなさが残った。
2019/07/24
MOMONATSU
タイトルどおり十津川警部ものだが、警部も亀さんも出番は少ない。むしろ食品会社社長/中山に起こる謎と苦悩が全体を占める構成だ。知らない女性達からの脅迫電話。名前も顔も知らないし、いきなり誠意を見せろと詰問される。しかも三人から。そして中山を悩ませる謎の夢。過去を思い当たると、昨年2月の記憶が曖昧だ…。カウンセラーとの会話が中心で読みやすく西村先生らしい安定した作品で楽しめたが、真相に至るラストが短めで少しそのあたりに強引さを感じた。もう少し伏線を開示してくれると尚良かった。そこが少し残念かな。
2020/05/14
鉄人28号
☆☆☆ 西村京太郎氏の推理小説は会話体が中心でスピード感がある。氏はすで80歳を超えておられるが、上梓した作品の数はすでに600冊を超えているとのこと。その筆の速さは驚きである。本作品の筋は、中山憲之という健康食品会社の社長が見知らぬ3人の女性からかかってくる「責任を取って欲しい」という内容の脅迫電話に悩まされ。彼には全く身に覚えがなく、不安になった彼が臨床心理士に相談するとい所から物語が始まる。魅力的な謎と論理的な展開で引き込まれたが、結末が意外ではあったが、とってつけたような感じがしてやや興ざめした。
2018/03/05
aaboo
結末があっけなくて、残念だった。
2024/01/13
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