闇の梯子 (講談社文庫 ふ 2-22)
闇の梯子 (講談社文庫 ふ 2-22) / 感想・レビュー
ぶんぶん
【図書館】市井物3篇と武士物2編の短編集。 「父と呼べ」が哀愁を帯びて泣ける。 息子も拾い子も去り、それでも残った老夫婦の会話が泣ける、妻に子供の代わりに父と呼ばせる夫の心情、酒でも飲まなくちゃやり来れない。 「相模守は無害」は公儀隠密物、明楽、大丸で着替え、という事でもう面白い。 明楽家はしっさいに居た隠密家の一つ、しかし、14年も忍ぶと言うのは凄い、それを、ひたすら待つ勢津の健気さ、気丈さ、に泣ける。 なんとか、戻れそうで一安心。 藤沢作品は安心して読めるのが良い。
2022/05/29
あいちょ。
図書館。 ※父と呼べ ・闇の梯子 ・入墨 ・相模守は無害 ・紅の記憶
2021/02/28
K
闇だなぁ。階段ではなく梯子。その描写の切れ味が怖い。
2018/11/14
ササーキー
どの話も、深く染み込む感じ。暗さもあるし、晴々しさもある。
2018/10/17
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