ウロボロスの基礎論 下 (講談社文庫 た 27-13)
ウロボロスの基礎論 下 (講談社文庫 た 27-13) / 感想・レビュー
CCC
好きか嫌いかで言うと好き。雑誌・メフィストの初期事情がちらっと出てきたりなど、時代背景が面白かった。オチも綾辻さん……となった。フィクションで良かった。ただ大部分が内輪ネタで贅肉が多く、話の核も脱力感があるのでおすすめはしにくい。
2023/04/01
悪者みきこ
再読だけど○○君がうんこぎゅうぎゅうの犬小屋に詰め込まれていた場面しか覚えていなかった。なんでそこだけ覚えとるんや。
2021/08/24
Mark.jr
「ウロボロスの偽書」に続くシリーズ第2弾。本当は前作だけで終わるはずだったでしょうが、「作中の竹本健治は消えたのに、現実の竹本健治は生きている」といあ笠井潔氏の批判に応えるために続行。現実と虚構が融合していく展開はお馴染みですが、中盤の推理合戦や、意外ときっちりした解決など、ミステリーとして強化されています。ただ、軸になる事件がウ●コなので、楽屋落ちのギャグか、文字通りのやけくそに見えてしまうのが、好みの分かれるところかと。
2023/08/08
ジャム
山口雅也、新保博久、笠井潔・・・作家たちの自宅の本上にうんこを投げつける犯人は一体何者か?並行して語られる麻生家連続人事件との関係は?そしてついに竹本健治の子息竜ちゃんまで姿を消して・・・ 新本格ムーブメントを彩る有名作家たちが実名登場するメタミステリ「ウロボロスの基礎論」、遂に完結! 麻耶ファンとしてはあり得ない驚愕の事実?が冒頭あたりで明かされ、その行方が気になりましたがその解決も今度はそっちかい!と思わずツッコミを入れたくなるもので苦笑い笑麻耶先生の単行本に寄せられた一文にも笑いましたね笑
2018/05/21
ψ根無し草
前作以上に綾辻氏の扱いが酷い。「偽書」以上にいい加減な展開と中途半端なラストにここまで酷いとどうなんだろう。フィクションなんだけど当時実際に起った出来事なども織り交ぜられていてこれが書かれた時期における著者の備忘録と言う意味合いもあるのだろう。
2018/07/16
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