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アンデッドガール・マーダーファルス 1 (講談社タイガ アC 1)

アンデッドガール・マーダーファルス 1 (講談社タイガ アC 1)

アンデッドガール・マーダーファルス 1 (講談社タイガ アC 1)

作家
青崎有吾
出版社
講談社
発売日
2015-12-17
ISBN
9784062940092
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アンデッドガール・マーダーファルス 1 (講談社タイガ アC 1) / 感想・レビュー

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パトラッシュ

『円居挽のミステリ塾』で「陰キャ仲間に誘われて」ミステリにはまったと語るだけに、思い切り趣味の世界に浸っている。吸血鬼と人間が条件付きで共存する並行世界ならではの殺人事件解決に、首だけの美人探偵が従者と共にヨーロッパを駆け巡るのだから。加えて事件関係者や警察官、謎の悪役などには「著名な」面々を配し、パスティーシュとしての遊びも狙ってくる。高校時代から書きたかったことを一気に詰め込んだというだけに、鮎川賞系列の特殊設定ミステリでも特にはじけた作りは面白かった。この手の趣味に理解のあるなしで読み手を選ぶ1冊。

2023/04/08

青乃108号

シリーズの2と3と、いきなりクライマックスから先に読んでしまったのだけど、こういう順で後からシリーズ1を読むのもなかなか乙なものだ。「鬼殺し」と「不死」の出合いから始まり、吸血鬼編と人造人間編が、2に繋がる伏線を張りまくりながら軽妙に語られる。なるほどなるほど。さすがに見せ場としては2や3に比べ少ないとは言えど、物語の面白さは折り紙付きだ。読み終えるのが勿体無い、いつまでも読んでいたいと思わせてくれる本。さらに時系列を遡る、シリーズ4への期待はいやが上にも盛り上がる。早く読みたいです。

2024/05/14

nobby

なるほど、これは面白い!で、ラスト怒濤の連続名乗りに否が応でも続編読む(笑)吸血鬼・人造人間など“怪物事件”専門探偵な二人組。そのミステリー解決は、さすが“平成のエラリー”、ロジックきちんと楽しめる。その一方で、とにかく気になる鳥籠の中身や鵜夜と津軽この2人の正体や謎が少しずつ明らかになるのが絶妙。描かれるモンスターも、誰もが思いつく名前や知識に引き込まれること必至。個人的には津軽が頻繁に口にする駄洒落や小話に苦笑だが、タイトル“ファルス(笑劇)”だからね(笑)

2017/02/17

ナルピーチ

いやいや、これまた凄いシリーズと出会ってしまった!19世紀末の欧州を舞台に、怪物専門の事件を生業とする探偵一行が活躍するダークファンタジー。“吸血鬼”や“人造人間”を相手に難事件を解決していく。「まったくこれは、とんだファルス(笑劇)だ」その言葉の通りにミステリ×バトル×小噺が複合された物語と出てくるキャラクター達にどんどん魅了させられた。今後の展開に深く係る黒幕の存在“M”とは…。この時代背景だったら解る人にはすぐ思いつくあの人物なのか。まだまだ序章にすぎないがこれは先が楽しめること間違いなしの一冊だ!

2022/02/24

麦ちゃんの下僕

なるほど…これは面白い!19世紀末のヨーロッパを舞台に、“怪物専門の探偵”輪堂鴉夜&真打津軽が「吸血鬼」と「人造人間」に関わる殺害事件に挑む物語ですが…特殊設定の下でも、青崎さんならではの緻密な“ロジック”は冴え渡っていますし…鴉夜&津軽&馳井静句のコミカルなやり取りに笑わされたり、青崎さんには珍しいアクションシーンに手に汗握ったり…と魅力が満載!そして何より…少女記者アニーの上司の“あの人”や、ベルギーで鴉夜と対決する(当時は警察官の)ポ○○、そして怪盗ル○○に黒幕は“あの人”!?コラボが楽しすぎます!

2020/09/10

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