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エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード (講談社タイガ オA 1)

エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード (講談社タイガ オA 1)

エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード (講談社タイガ オA 1)

作家
荻原規子
出版社
講談社
発売日
2016-01-19
ISBN
9784062940146
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エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード (講談社タイガ オA 1) / 感想・レビュー

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Ame

【※辛口感想です】講談社タイガ文庫ということで、内容の濃さは期待せず肩の力を抜いて読んだつもりですが、それでもやはり読後の虚無感は拭えず…。登場人物の誰にも感情移入できないまま、神様について掘り下げるでもなく、友人との幽霊騒ぎで終始してしまったのが残念。思い込みの強い主人公の主観で語られるため、物語の視野が狭くなっていることがわたしには合わなかったようです。結局一番怖いのは神様でも幽霊でもなく生きている人間でした、って、ここまで引っ張っておいてそれはないよ…。

2016/12/30

mocha

「わしは八百万の神だ」と名乗るパピヨン犬と同居することになった美綾。入学した大学で幼なじみと再会し、波乱のキャンパスライフが始まる…。最近こういう設定多いなぁ、と斜に構えてページを繰るも、そこはやはり荻原規子さん、ファンタジーに対する姿勢が生真面目だ。神様がそばにいても、特にご利益もないし…。主人公がちょっとRDGの泉子ちゃんに似ている気がした。

2016/06/11

七色一味

読破。ネタバレありかも。八百万の神を標榜するパピヨンとの、なんというか不毛?な会話が妙にイライラさせられたかな。それと、そもそも「八百万」は名詞に付いて接頭語的に用いられ、極めて多くの、という意味であって、どうしてそれが単体の神を示しているのか大いに疑問。まぁ、それはどうでもいいか。☆ライトなオカルトって感じですが、真相は別なところに。それにしても、まぁレーベル的になんでしょうが、YA過ぎるきらいが…。続刊もあるようなので一応図書館で予約〜。

2016/12/18

ひめありす@灯れ松明の火

このタイトルは前半と後半で分けるのがコツだと思います。エチュード春一番は春一番の「即興劇」の意。つまりこれは彼女が仕掛けた即興劇だったというネタバレです。後半の子犬のプレリュードは前兆や予兆の事。つまり、まだお話は始まってないんだよ。という事で、美綾が主人公として動けるようになるのはもう少し先の事だという事でしょう。萩原さんのヒロインはたいていにしておっとり型なので、たぶんそういう事です。パピヨンがタブレットで電子書籍を読んでると思ったらなんかちょっと笑えました。勝手に音大生の話だと思っていたのは秘密です

2017/01/31

みかん🍊

家に迷い込んだパピヨンがしゃべった、実態は八百万の神という突拍子もない設定だけど特に願いを叶えてくれる訳でもなく、巻き込まれた幽霊騒動にも除霊をしてくれるでもなく、家族がロンドンに行ってしまい一人暮らしになった女子大生の成長と話せる犬との生活といった趣、実際の幽霊よりも意地の悪い人間の方が怖い、美綾と八百万の神モノクロとの人間修行は続きそうです。

2016/07/25

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