僕と死神の白い罠 (講談社タイガ アB 2)
僕と死神の白い罠 (講談社タイガ アB 2) / 感想・レビュー
もも
もう1冊の合間に読了。シリーズ2巻目。世界を動かす『海堂グループ』の後継者である海堂凛。前作同様、最初から事故事件に巻き込まれる。11歳にして命を狙われ続けるっていうのも辛いなあ。背負ったものが大きすぎるよ。伊澤さんの心配症がよくわかる。そして反抗期の息子に悩むお父さんみたいだよ、伊澤さん。凛と永瀬さんの信頼感が良いなあ。誰が敵で、誰が味方か。今回のカトゥラムの2人組はもしや…と思ったことが予想通りでしたが。最後の1行 が不穏すぎる…!
2016/09/25
はつばあば
昔、一億円を拾った人が 防弾服を着て預け期間を過ぎたそのお金を取りに行ったニュースを見て笑った覚えが。お金など平凡な生活が送れたらそれだけでいいじゃないか。と考えるのは凡人。大富豪の御曹司は親や友達が無くても、自分に仕えてくれる者を守る。10歳だった孤高の少年に仕えた永瀬、一年たって11才になった凛は優しくて人に対する思いやりも出て来た。伊澤さんの子離れできない様が可愛い。
2018/02/23
ケロリーヌ@ベルばら同盟
【積読本消化9月目標6/10】小学6年生にして世界有数の財閥の後継者、どころか、実権を握る海堂凛。常に身辺に不穏な事件が起きる身とあっては、小学校生活最後の夏休みを無邪気に楽しむ事も出来ません。レアメタルの産出により、財政は豊かながら、内紛に揺れる小国の王族の接近や、"死神"ボディガード永瀬の過去を絡め、今作もノンストップの面白さでした。
2020/09/29
すい
どれだけお金があっても、これじゃ全然楽しくないだろうなぁ。誰を信じればいいのかわからないような状態で、それでも命を賭して守ろうとしてくれる存在は、ただそれだけで彼の心を癒してくれるだろうけれど。それぞれの立場で、それぞれに優先すべきことがあって命を狙ったり狙われたりするのは、悲しいけれど仕方のないことだと思う。けれど母親だけは虫唾が走る。この人の存在だけは、ちょっと私は許せない。
2017/11/21
佐島楓
おもしろくなってきたけれど、凛にかわいげがないのがどうにもやりきれない。そうならざるを得ない理由ももちろんわかる。ゆえに不憫といえば不憫。永瀬と強い心の結びつきができればまだ救われるだろう。
2016/09/01
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