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恐怖小説 キリカ

恐怖小説 キリカ

恐怖小説 キリカ

作家
澤村伊智
出版社
講談社
発売日
2017-01-18
ISBN
9784062940528
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恐怖小説 キリカ / 感想・レビュー

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starbro

『ぼぎわんが、来る』、『ずうのめ人形』に続いて、澤村伊智、3作目です。私小説風、恐怖小説といった感じでしょうか。自虐的なパロディホラーのような気もするし、貴志祐介の『黒い家』のオマージュなのかも知れません。果たして著者の奥さんのキリカは亡くなったのでしょうか?この作品を講談社が出すのも不思議な気がします。講談社とKADOKAWAの関係はどうなっているのでしょうか?面白くなくはないですが、次作は正統派なホラーを期待しています。

2017/02/15

風眠

偶然だけれど、読んだ本登録999冊目がこの本だった。999って字面がちょっと怖い。いやいやこれはスリーナイン、銀河鉄道ってことで、人間の心の闇という宇宙を旅してきたんだ、と思うことにする。そもそもこれは小説だし、本当だったら警察沙汰だし、ニュースにもなってるし、大丈夫、大丈夫、と思いつつ、『恐怖小説キリカ』の特設サイトとかを確認してしまった。あぁ・・・これって作者の思うツボ!?あぁあぁ、見事にはまってしまった思うツボに。そして参考・引用文献の(未発表)となってる作品を書いた人、作中で殺されてるー!怖い!!

2017/05/12

nobby

ええと、まずは本当に楽しみにして待ちに待ったこの作品、その期待通りに存分に味わえます。今さっき『ぼぎわん』『ずうのめ』両方の自分のレビューを見て、その得体のしれない何かが迫り来るドキドキをあらためて思い出しました。それと比べて、今作では人間の恐ろしさが、読者・作家双方から見事に描かれ今までに味わったことのない恐怖を生み出しています。勿論、その驚愕ぶりは間違いなく『黒い家』を越えているのだと…終盤でのキリカ登場の様子が少し安易に感じるのが少し残念で…あれ、後ろに人影!?………

2017/06/30

しんたろー

『ぼぎわん』から澤村さん中毒になって「一番怖い」と評判の本作を楽しみにしていた…う~ん、全然怖くない!得意の3章仕立てなのだが、1章の終盤で先が見えてしまって残念だし、必要以上にグロい描写が多くて好みではなかったのが大きな理由。主人公の設定が、よくあるパターンなのも不満の原因か。小説には珍しいフェイクドキュメンタリーで読者をも巻き込むように考えられた内容は高く評価したいが、物の怪と人の闇が絡み合う方が怖く感じるし、好きな比嘉姉妹に会いたかった。貶してる感想なので覚悟はしている…「澤村さん、来るなら来い!」

2018/04/17

chika

澤村作品初読です。 恐怖小説との名に惹かれました。 作者自身の、ホラー大賞受賞描写、実名の大御所作家、作者自身?のサイコパスぶり、斬新です!ホラーの名作、黒い家、こー使うのか‼︎って心配しちゃいました。(≧∇≦)貴志先生大丈夫でしょうか。(^-^) ラスト7行でドン底気分間違いなしのイヤミスエンタメです。

2017/06/06

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