青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? (講談社タイガ モA 6)
青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? (講談社タイガ モA 6)
- 作家
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2017-06-21
- ISBN
- 9784062940757
青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? (講談社タイガ モA 6) / 感想・レビュー
ケンイチミズバ
寿命が数百年も伸びて価値観が大きく変わり、大きな戦争もなくなる。国は前時代の遺物の捨て場所に困り原子力潜水艦もろとも核弾頭を深海に沈めた。安定してるから理にかなってはいると思う。なんでその中にスーパーコンピュータがいるのかわからないが「孤独」に学習しすぎて鬱状態、引きこもっている。ニートの反抗期みたいで何をやらかすか危険だ。暴走を阻止するためハギリ博士はAIには予測不可能な人間くさい方法での対処を依頼された。おもしろいに尽きる。AIは人間に憧れるか?アンドロイドは電気羊の夢を見るか?みたいな。
2017/07/03
ぷう蔵
人工知能、アンドロイドなどはどこまで進歩、進化するのであろうか?またその進歩について人間はきちんと責任の取れるスタンスを維持し続けられるのだろうか。昔、観た映画ターミネーターも巨大コンピュータが自分に邪魔なものは人類であると判断して核兵器のスイッチを入れてしまうというストーリーであった。便利だから、経済的だから、理由はどうあれ開発ばかり先行して後始末は後の世の者が考えれば良い、将来は処理できるようになるだろうから…、という発想はいかんですよ。まあ今の日本の原発政策を見れば推して知るべしである。
2017/07/10
さばかん
科学系は難しくて詳細を理解できているわけではないが、それでも昂るものはある。 この物語を読むのは楽しいと感じる。 博士たちの会話は面白い。興味深い。楽しい。 まだまだ読んでいたいシリーズではあるが、この物語の行き着く先がどんな景色なのか気になりもする。 絶妙だ。
2017/09/16
本の蟲
我ながら頭の悪い感想だが、読んでいると頭が良くなったような錯覚に陥る。それは、普段日常で考えもしない「人間とは?」「知性とは?」をハギリの思考を追う形で考察してしまうからだろう。幸せなことだ。人工知性と人間の境界についても、今作でかなりはっきりした。ハギリの性格上、相変わらず緊迫しているはずのシーンでも、どこかのんびりとした空気が流れている。先を急がさない、ゆっくりしたペースで読んでも、いつでも物語の中に戻ってこれるのが嬉しい。――好きな台詞「わからないでもない、という判断がかなり高度な認識処理です」
2019/08/15
yu
Kindleにて再読。今回は北極編。ウグイさん、この回で昇進でしたか。
2019/05/29
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