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無傷姫事件 injustice of innocent princess (講談社ノベルス カO- 8)

無傷姫事件 injustice of innocent princess (講談社ノベルス カO- 8)

無傷姫事件 injustice of innocent princess (講談社ノベルス カO- 8)

作家
上遠野浩平
出版社
講談社
発売日
2016-01-07
ISBN
9784062990646
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ジャンル

無傷姫事件 injustice of innocent princess (講談社ノベルス カO- 8) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

科学よりも魔術が先行した世界は紛争に満ちていて、物語は大国に挟まれた貧しい地域から始まる。紫骸城事件で登場した伝説の戦鬼オリセ・クォルト。その超古代遺産が眠るという地域に突如現れ、紛争を収めた少女。彼女は超絶した“力”を持っていたのか、偶然に過ぎなかったのか?ハリカ・クォルトに始まる四代(五代?)の無傷姫の年代記。歴代の無傷姫たちとその周辺に関わる人々の魅力。とくに無傷姫の天敵とされたユルランの生き様がカッコ良過ぎて痺れる。それぞれの姫の正体そして真の願いを理解していたユルラン、その想いは受け継がれた。

2021/02/27

神太郎

事件シリーズは巻数を重ねるたびに最新作が何やかやベストってなる。無傷姫と彼女が統治したカラ・カリヤという国の年代記。事件という事件ではないものの無傷姫を担った四人の女性の数奇な運命は非常にドラマチックだ。何より、前にも述べたように今回は作中に登場するあれやこれやのオリジンを語ってもいるため、事件シリーズの世界設定を深掘りした形になっている。気付けば残酷号から無傷姫刊行まで7年。そして、おいおい無傷姫から奇しくも7年経ってしまったじゃあねえか。奇帝国事件はいつ??

2023/03/21

miroku

このシリーズは良くも悪くも期待を裏切らないなあ・・・。

2016/07/14

ソラ

とある小国に現れた4人の姫の話。シリーズの歴史にかかわってるところも垣間見れたし、4人の姫それぞれの統治方法が特徴的で面白い。 

2019/02/02

ヱロ本Gメン

冒頭のハリカ・クォルトの言葉からこの物語の魅力に捕らわれる。こういうのが読みたかったんだ。物語はオリセ・クォルトの妹が目覚め、レーズ・リスカッセの祖父が調査に赴き…という話から始まる。そして四代に渡る無傷姫のというより七海連合の歴史が紐解かれる。もし「この世界に救うだけの価値があると思いますか?」そう問われたら甘いものを食べながら考えたらいい。きっと無邪気な笑顔が浮かんできて楽しくなるはずだ。ただ甘すぎないほうがいい。寒冷地の湿地帯でとれるカラ蜜が丁度いい。暗い火種に塗れたこの世界で読まれるべき傑作。

2016/02/19

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