彼方に竜がいるならば (講談社ノベルス カO- 9)
ジャンル
彼方に竜がいるならば (講談社ノベルス カO- 9) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
ブギーポップ異聞。ブギーポップが出会ったのは『殺竜事件』の優し過ぎた竜(の欠片?)。自死したミュージシャンの魂と融合し、パーキィと名乗る幽霊のような存在。他にも戦地調停士シリーズから流れついた幾つかの存在が、こちら側と干渉し合う。統和機構最強の一角、リセット(雨宮世津子)も狂言回しとして登場。リセットこんなキャラだっけ?とも思うが好感度高し(笑)パーキィ共々飄々としていて、ブギーポップの向こうを張るにはこれくらいの余裕がないとね。楽しかったが、他の作品読んでないと、検索しながら読むはめになるかも。
2021/04/25
神太郎
10年分の事件シリーズの短編集。ほとんどが雑誌掲載なので発売時に入手できないと読めないものが大半だっただけにようやくという所。どれもサイドストーリーながら本編を読んでると気づくように作られていてリンクを見つけていくのが面白い。はやく奇帝国事件が刊行されることを祈っております(7年は経過したと思う)。
2023/05/11
ソラ
事件シリーズの文庫化を機に途中で止まってたのを再開。 シリーズ2作が抜けているのでまだわかってないところもあるけれど面白い
2019/02/09
うみ
久々に読む上遠野節。実は上遠野フリークなのです。でも自分戦地調停士シリーズは未読なのです。異世界ものが苦手なのさ。でも大丈夫。黒帽子がそこにいてくれるから。邦夫さんと琥依さんの2人もいるし、舞惟もいるしね。でもいちばんのお気に入りは陽子ちゃんだったりする。
2024/01/17
タカギ
今まで刊行された戦地調停士シリーズが6作。その1作ごとに、事件がこちらの世界に与えた影響によって生まれたアナザーストーリーを描いている。しかし最初の話は2000年が初出ですよ! 古くは感じないけど、せめて1年に1冊…。話にはリセットは登場しているし、裏表紙にはブギーポップの影があるし、もうファンはそれで構いませんけども。ソウルドロップシリーズもそろそろ読みたいな…。
2016/02/21
感想・レビューをもっと見る