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完本 百鬼夜行 陽 (講談社ノベルス キF- 19)

完本 百鬼夜行 陽 (講談社ノベルス キF- 19)

完本 百鬼夜行 陽 (講談社ノベルス キF- 19)

作家
京極夏彦
出版社
講談社
発売日
2016-09-08
ISBN
9784062990813
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完本 百鬼夜行 陽 (講談社ノベルス キF- 19) / 感想・レビュー

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優希

闇の中に呑まれていく日常に鳥肌が立ちました。自己が揺らいだときに見える畏怖の概念が怪異へと変わる瞬間が妖しげな光として一瞬の陽が灯るように思えました。妖怪が作り出す世界に魅了されます。

2018/11/13

ソラ

サイドストーリー集的な今作。箱の人とか何人かはあぁ…!って人物もいるけれど誰…?というのもあったりと言う感じ。最後の礼二郎の話がとても良い。薔薇十字探偵事務所を作る前の話。

2016/10/01

空猫

図書館。信憑性の低い都市伝説・街談巷説がまことしやかに流れ,野蛮で粗暴で凶悪な人も現代に比べて遥かに多い戦後直後の世界という同じところに居るはずなのに,中禅寺秋彦が看破すると「世の中に不思議なことなど何もないのだよ,関口くん」という物語になり,榎木津礼二郎が出てくると敵も味方も罵倒しながらすべてをなぎ倒していく「石橋なんぞ叩きもしないで飛び越える。それが探偵だ」という話になり,こうして主人公でない側のサイドストーリーとして読むと,ちゃんと百鬼夜行,妖怪・幽霊,魑魅魍魎が跋扈した話になるというのが,もう。

2016/10/21

テツ

京極堂シリーズに登場した人物が歩んだ人生。その時々に出くわした禍事。怪異。中禅寺に落とされることがなかった憑物の禍々しさは前作と同じ焦燥感と嫌悪感を読者に叩き込んでくる。『目競』で描かれる榎木津は傍若無人で破天荒な彼にも、それ以外の面があるというあたりまえのことが読めてファンには嬉しい。前作の『川赤子』では関口が、『目競』では榎木津が掘り下げられたので、次回短編が出ることがあるのなら木場なのかなあと淡い期待を。京極堂シリーズは読み返すと色々読み返したくなるし、誰かと話したくなりますね。

2017/11/28

シン

★★★★☆

2008/02/02

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