7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー (講談社ノベルス フN- 1)
7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー (講談社ノベルス フN- 1) / 感想・レビュー
nuit@積読消化中
新本格30周年を記念して出版された錚々たる推理作家陣のアンソロジー!とはしゃぐほど、普段は日本の推理小説を読んでないのですが、何故だかこの“何周年記念”とかに弱い私。まんまと今回も出版社の祭り企画にのせられてお買い上げ。今回の収穫は、お名前だけは…のメルカトル鮎、火村英生先生たちにお初にお目にかかることが出来たこと。メルカトル鮎なんかはかなり好みかもしれないので是非次回は長編で読んでみたい。そしてついに!?綾辻先生自身にも深泥丘が侵蝕されつつあるのが伺えて、深泥丘ファンとしてはなんとも楽しい(笑)。
2017/12/02
yu
Kindleにて読了。 何とも豪華なアンソロジー。歌野さんは久しぶりに読んだ。我孫子さんの【プロジェクトシャーロック】が何だか印象的。有栖川さんの【船長が死んだ夜】は抜群の安定感で、いつも通りに楽しめた。というか、どれもこれも大満足の一冊。豪華すぎる。。。
2017/10/27
ナルピーチ
綾辻先生のデビュー30周年を記念し刊行されたアンソロジー。「新本格ミステリ第一世代」と謳われる作家さん達、豪華7名による傑作短編集。テーマは「名探偵」どの作品も練りに練った内容で読書歴1年足らずの自分にはまだまだ敷居が高い濃厚な一冊。今回初読となる先生方の作品もあり、本作を読めた事に改めて感謝。そして締めを飾る綾辻先生の「ぬえの密室」これは実体験か創作か?めっちゃ気になる描き方に綾辻先生らしさが垣間見える内容だ!
2021/03/27
山本真一郎
読了。新本格30周年企画の1冊。随分ゆるゆるしたペースで読んでしまったもののとても面白かった。やはりこの7人はレジェンドの名に相応しい気がした。麻耶・有栖川・法月の3氏は安定のレギュラー探偵モノ。山口・我孫子・歌野の3氏は各氏の作風に沿った見事な短編。そして最後に控えし綾辻行人は楽屋落ちとファンサービスをミックスした様な作品になっていたがこれはこれでアリだと思った。改めて今から20年以上前にどっぷりハマった新本格ミステリの空気を懐かしく堪能出来た気がする。各氏の作品の再読及び未読本の消化をやりたくなった。
2017/09/29
のんちゃん
久々の本格ミステリ。しかもお馴染みの名だたる作家さんばかり集めた贅沢なアンソロジーだ。その作家さん方が名探偵のお題で、どの方も全く違ったアプローチでミステリを展開してくださる。とても満足の一冊だった。名探偵物とは少し異質だったが、京大ミステリ研時代からの回顧録も兼ねた様な綾辻先生の作品が、トリを飾るにふさわしい楽しい一作だった。20年以上前、赤子だった子供の世話に時間を取られながらも綾辻作品を夢中で読み、今は亡き実母から「本は後引くから、ほどほどに。」と叱られた事も懐かしく思い出した。
2017/09/13
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