死写室 映画探偵・紅門福助の事件簿 (講談社ノベルス カP- 4)
死写室 映画探偵・紅門福助の事件簿 (講談社ノベルス カP- 4) / 感想・レビュー
オーウェン
霞さんは作家になる前に映画業界で働いていたらしく、その経験を生かしたミステリ。 探偵紅門福助が映画界隈に護衛として雇われるが、当然のごとく殺人が起きそれを紅門が解決していくスタイル。 全8作の短編集だが、そのすべてがバカミスという事。 役者や監督にプロデューサー。 その他に宣伝マンや評論家など、映画業界に関わるあらゆる人物が事件に絡んでくる。 ラストには読者への挑戦もあるが、想像の先を行き過ぎてて当たるかよって(笑)
2022/05/20
ばりぼー
紅門福助(私立探偵、四十過ぎ、独身、2度の同棲歴あり)が、映画業界で起こる異様な事件をソッコーで解決するバカミス短編集。霧の中にそびえ立つ巨大な廃墟が消える『霧の巨塔』、死体の首をすげ替える罰当たりトリック『首切り監督』、試写室の中で起こった密室殺人の真相に思わず立ち眩みする『死写室』、中でもバカバカしさマックスで想像しただけで笑える(無理無理!)、仁王像のような着ぐるみ活劇『ライオン奉行の正月興行』など、どれもアホな脱力ネタばかりです。ごく一部のマニアックなバカミスファンしか読む必要はありません(笑)。
2018/03/16
rosetta
★★☆☆☆新作かと思ったら2008年に新潮社から出た単行本を講談社ノベルスで復刊したものページ数の都合もあるのかどれもこれも読み応えがない。子供の頃雑誌の付録に付いていた別冊のクイズブックみたい。
2018/03/23
ともりぶ
映画探偵といっても映画の蘊蓄で解決するのではなく、撮影現場などで起きたあり得ない殺人事件を解決する探偵。何となく面白い気もするけどバカミスすぎて記憶に残らない。
2018/06/08
風鈴
変なミステリーだけど(褒めてます)、それが楽しくなります。ストレートな本格ものも良いけど、百花繚乱している方が選ぶ方も嬉しい。
2021/12/04
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