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虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)

虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)

虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)

作家
市川春子
出版社
講談社
発売日
2009-11-20
ISBN
9784063106176
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虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC) / 感想・レビュー

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マーム

既読の「25時のバカンス」以上に市川春子は変なことを考える人だという印象を強くした作品集。「星の恋人」は「25時のバカンス」へつながるエロティシズムを感じさせる作品。挿し木で殖えるなんて絶句!「日下兄妹」はその生物像がシュールですが、個人的にはここ最近コミックを読んでこんなに感動したことは無いと思えるほどに大好きな作品となりました。「虫と歌」は人ならざる者としてこの世に生を享けた彼ら彼女らですが、その本質は人間以上に人間らしく、それだけに、このような実験を繰り返さざるを得ない主人公の慟哭に心が痛みました。

2011/11/19

kanon

マンガ大賞にノミネートされているのを見たのが購入のきっかけ。絵はデビュー作の『虫と歌』なんて、とても上手いとは言えない。でも上手い。何を言ってるのか分からないと思うけれど、上手いのだ。ストーリーもちょっとファンタジックで幻想的で素敵だし、淡白な会話のキャッチボールがさらに味を加えている。そしてキャラクターの魅力。さらには漫画表現。描写が好きで好きで.....何かあげたらキリが無いけれど、とにかく良かった。アフタヌーンはこれだから好きだ。絶対これから市川さんが手掛けてる作品何でも買っちゃうだろうなあw

2013/03/16

ヒロ@いつも心に太陽を!

最初の話から独特な世界にぐぐっと持っていかれた(・□・)これはなんて不思議でなんてせつなくてなんてコミカルでなんて残酷でなんて愛しい物語なんだろう。なかでも『日下兄妹』を読んでふいに涙が流れてしまった。これはまさしく名作であり良作。もう一度じっくりと読み返そうと思う。

2011/07/10

眠る山猫屋

素晴らしい作品集でした。手塚治虫のようなブラッドベリのような… 圧倒的な物語世界なのに、忘れがたく切ない… 微かにインモラルな香りもするけれど、献身的で深い想いの重なる物語群。個人的には『日下兄妹』がいちばん余韻を遺してくれた。

2012/07/31

Shimaneko

しんみり、いいなあ。つつじの「剪定」とか、ヒナのひたむきさとか、兄ちゃんの切なさとか。この先、何度も読み返したくなりそうな予感。

2012/11/30

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