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秒速5センチメートル(2) <完> (アフタヌーンKC)

秒速5センチメートル(2) <完> (アフタヌーンKC)

秒速5センチメートル(2) <完> (アフタヌーンKC)

作家
清家雪子
新海誠
出版社
講談社
発売日
2011-04-22
ISBN
9784063107395
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秒速5センチメートル(2) <完> (アフタヌーンKC) / 感想・レビュー

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あん

遠野、明里、花苗、理紗の4人のが繰り広げる切なくもどかしいストーリーの最終巻。 強烈な初恋にがんじがらめになり苦悩する遠野を理解出来るような出来ないような。忘れられない恋を引きずられるという気持ちは共感できますが、女性に比べて未練を残し過ぎに写りました。 最後はそんな遠野が、ようやくの前進する姿が描かれ、花苗にも未来が期待出来そうな、読み手の想像を掻き立てる終わり方でした。

2016/10/22

yoshida

漫画版もやはり切ない。幼い恋を想い出にできた明里、その恋をずっと引きずり好意を寄せる女性に傷を与えてしまう貴樹。遂に波に乗れた花苗は貴樹に気持ちを伝えようとするが、貴樹の壁「何も言うな」で恋が破れた事を知る。なおも花苗に優しい貴樹の残酷さ。貴樹の理紗との関係が映画版より補完されている。貴樹は中学生の頃からの明里への気持ちを持ち続けようとした。明里以外と未来を誓う事を想像出来なかった。明里は結婚式の準備をしていた。貴樹との恋を想い出にして。想い出の桜の踏切で、一瞬交錯する二人。貴樹が振り向くと明里は居ない。

2015/01/01

アニメ版で腑に落ちなかった遠野の想いがすごくわかったし、イメージ的にしか登場していなかった大人になってからの彼女のことや、ケータイのメール文の意味がわかり、なるほどそうだったのかと、すごく納得できて感動も大きかった。初恋に対しての想い方の男女差をよく言われるけれど、このコミック版を読むと問題はそこじゃないことがよくわかる。小説版でも同じなのかな?個人的には遠野のことを心底好きだったあの種子島時代の可愛い同級生・澄田にとって良い展開だったのが救いだったし嬉しかった。じわじわくる読後感。ホント良作と思う。

2013/04/12

exsoy

この胸が締め付けられるような切なさを いつか忘れる時が来るのかな

2014/04/29

遠野

言葉に操を立てて身動きがとれなくなる、あの日の自分を裏切れなくて、今、この場で生まれた気持ちをなかったことにする。誰もあなたを縛ってなんかいやしないのに、自由に生きて構わないのに、失われた、もう手が届かない、その事実によって特権化された過去にいつまでもとらわれて、目の前のあたたかい場所を、優しい眼差しを、見逃して、踏みにじって、あまつさえ利用したりして。壁を作ったのは自分、過去から解放されることを赦さないのも自分、自分が寂しいのは全部自分のせいだ。それを受け容れ認めていく貴樹の今後が読みたいと思った。

2016/03/22

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