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蟲師(8) (アフタヌーンKC)

蟲師(8) (アフタヌーンKC)

蟲師(8) (アフタヌーンKC)

作家
漆原友紀
出版社
講談社
発売日
2007-02-23
ISBN
9784063144420
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蟲師(8) (アフタヌーンKC) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

バラエティーに富んだ八巻。蟲と人間と自然界、どれもが互いを出し抜き、或いは共存し擦れ違う。なんだか面白い。『潮わく谷』など、悲劇的な終焉が予告されているのに最後に生き残って幸せになれたのは、共存を選択したお父さんだったりする。ギンコはヌシ様に巧い具合に利用され、雨フラシに寄生された女は解放されるまで恵みをもたらし、蟲の側で起きた殺人事件は、ただそこにいただけの蟲によって暴かれてしまう。なんだか世界は繋がっている。

2016/12/14

キジネコ

この8巻4番目の話に「日照る雨」があります。蟲師に初めて会った物語です。追いかけても追いつかない筈の逃げ水に追いついてしまった娘の辿る運命の話です。以来ゆっくりと蟲師の物語を私も 追うて見ました。「ゆくへなき やどはととへば なみだのみ さののわたりの むらさめのそら」定家朝臣。今夜の宿は どこだい?今度は いつ会える、と問う幼馴染の男と雨とともに旅する女の恋の物語、暴力もなく、性の描写もなく、物語は淡々と、そして たいそう美しく語られます。この国が長い歴史で培ってきた感性の美しさが此処にもあります。

2017/10/03

あっちゃん

数年ぶりに再読。最後の話は正夢・接ぎ木に並ぶ重い話だな。

2013/09/26

まりもん

友人に借りて読了。人との関わりをうまく表現しているなぁ。

2012/02/05

ぐっち

再読中。この巻は冬山の話が好きです。ヌシ亀好き。後味の良さも悪さも、この作品の味かな。

2011/12/25

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