小説 仮面ライダー電王 東京ワールドタワーの魔犬 (講談社キャラクター文庫 8)
小説 仮面ライダー電王 東京ワールドタワーの魔犬 (講談社キャラクター文庫 8) / 感想・レビュー
トラシショウ。
積読消化。本編終了から数年後。相変わらず未来から人の願いを糧に過去の歴史改変を狙ってやって来るイマジンとの戦いに明け暮れる良太郎達。地元の都市開発で立ち退きの危機に晒される姉・愛理の喫茶店の去就を巡り、その中核を成す東京ワールドタワー建設に邁進する「未来を知る男」こと青砥と、そこにチラつくイマジン、そして謎の「魔犬」の真相に挑む彼らの活躍を描く。本職の作家ではないのでどうなるやら、と思っていたけど、その予想よりずっとまともな内容にまずびっくり。これはある程度パラレルと言う解釈なのかな(以下コメ欄に余談)?
2017/08/11
ikedama99
電王はTVシリーズの後半を見てから好きになりました。そのノベライズはどうかと思っていました。しっかりと書かれた謎解き物・・という形。ウラタロスっていいキャラじゃないかと見直しました。他のメンバーも、いつもの雰囲気で盛り上げてくれます。幕間でのオーナーの話は重いです。モモタロスの「俺、参上」・・TVシリーズの前半を見てみようかと思います。
2014/12/29
METHIE
一応シナリオは多少書いているとはいえ、本業ではない白倉伸一郎氏の作品なので「大丈夫かな・・・」と思ったが見事なまでに電王を再現している。 お話は「契約者は誰?」というミステリー要素があるため詳しい感想は言え愛が、良太郎が飲酒をしたり、終盤動物大行進をしたりとテレビシリーズ版では出来ないようなネタをやっているのが見事。 それでいて料理ネタを出してくるのが井上敏樹先生の盟友らしいw
2013/07/30
シャル
ライダー小説、電王編は一応後日談的ではあるが、大きな物語というわけではなく、テレビシリーズの一エピソードでもおかしくないような手堅い話。電王は映画などでハジけている分、こういうストレートなエピソードはある意味貴重で、良太郎とイマジンズが事件に挑む様は、今となってはどこか懐かしさも感じさせる。それぞれのイマジンのキャラも見せ場もあって立っており、また、物語自体も『時間を変える』というテーマが利いていて、実に電王らしい電王の小説となっている。このシリーズの他の作品のような派手さや奇抜さはないが、安定した一冊。
2013/07/28
Panico
作者が作者だけにどんな変化球が来るのやらと身構えていたが、さらっとTV未放映エピソードみたいな流れにしてきた。いつもの面子の掛け合い(流石にキャラ理解度が高い)に、流行りの人が死なないミステリ風味を加えたような感じか。戦闘こそ少ないが謎解きは二転三転し、いい話風な所もあり、案外綺麗にまとまってる。小説ライダーシリーズの中ではかなり好ましいものの一つかも
2013/10/11
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