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ハルコイ (Be・Loveコミックス)

ハルコイ (Be・Loveコミックス)

ハルコイ (Be・Loveコミックス)

作家
末次由紀
出版社
講談社
発売日
2007-12-13
ISBN
9784063192278
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ハルコイ (Be・Loveコミックス) / 感想・レビュー

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エンブレムT

ケータイ小説のようなタイトルに喰わず嫌いをしておりましたが、読んでビックリ!表題作の主人公は50歳の主婦でした!!専業主婦の綾子さんと、23歳の保育士のんちゃんの、恋と友情の物語。「内気なのんちゃんの恋を応援する、変則的な少女マンガね・・・なかなか面白いかも」と軽く読んでおりましたが・・・・あぁ・・・やられた・・・。後半、泣いてしまいました・・・。4つの物語が収録された短編集。どの物語も、不器用に生きる主人公の痛みが伝わってきて、サラリと読めるのに軽くなかったです。素敵な1冊でした。

2011/11/28

ちはや@灯れ松明の火

大切なものは何ですか。それはとても身近すぎて、大事だと思い至らずに、時にひどく傷つけ合ってしまう。そして失って初めてその大きさに気づく。母娘ほど年の離れた女友達同士の行き違う友情。バツイチ彼氏と結婚願望を秘めた彼女の心のズレ。実家を失った洋食屋の娘と現在進行形で失いそうな食堂の息子が目指す夢。娘のために必死に働く母を労わろうと頑張る少女の冒険。けれど喪失の痛みを抱えた人々の元へと、大切なものはほんの少し姿を変えて還ってくる。花弁が散り落ちた枝にも春が巡れば再び新たな花が咲くように。

2010/06/23

nyanco

ゴメンナサイ!『ちはやふる』の巻末でコノ本のことは知っていたのですが、ま、いっかと先送りにしていました。が、凄くすご~く良かったです!まず最初のハルコイで惹きつけられました!やっぱりおばちゃん描かせると巧いです!おせっかいなおばちゃんが…、このひとひねり効かせたところが何とも素晴らしい!久々の少女漫画でしたが、しっかりやられちゃいました!

2010/01/15

minimu

再読です。前に読んだときは『指輪~』が一番好きで、まさにアラサーの女性の思いど真ん中であると同時に彼氏が素敵すぎてやられました。今回は『ハルコイ』でぼろ泣き。今まで「春恋」だと思っていたけど、たぶん「春来い」でもありますよね。これまでは辛い季節でしかなかった春が、また素敵な季節に変わったのですから。『美彩食堂』も、働く女性たちに、自分が自分らしく働くとはどういうことかを教えてくれる良い作品。ほんと末次さんは演出がうまいと思います!

2015/01/14

えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)

優しさと愛がギュッとつまった四つの短編集。春の到来、親と子ほど歳の離れたのんちゃんと綾子さんの友情に鼻の奥がツ〜ン「ハルコイ」。結婚にあこがれる女と、バツイチのため結婚に踏み切れない男が一歩を踏み出す「指輪の片思い」。忘れていた食堂への情熱が溢れ出す「美彩食堂」。いっぱいの不安といっぱいのさみしさを胸に、ちょっと勇気を出した七菜へのご褒美は極上のおかあさんの笑顔「ななつの約束」。涙腺は緩みっぱなしだけど幸せーな読後感。

2010/07/21

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