ナニワ金融道 11 (モーニングKC)
ナニワ金融道 11 (モーニングKC) / 感想・レビュー
白義
下請けから搾取して自分たちだけは儲ける邦画界の構造や、その構造を逆用してニッチに食い込むビジネスを模索する者が描かれる。ここに来て灰原ではなく肉欲棒太郎が主人公的な存在感を出し、最底辺の集金屋から再び夢を掴むために野心を燃やす。その熱意は本物でこれまでの登場人物のような油断はなく、灰原がいないのが自然に感じるほどこれ単体で裏のサクセスストーリーとして読み応えあり。カタギの道に戻るためにヤクザとも手を切ろうとするが、あまりに古典的な展開ながら物を知っている人間には迂闊に迫れないという知識の力も響いている一幕
2018/07/05
Worldさん
肉欲棒太郎再起編、闇競馬の集金係をする肉欲。成り上がりを諦めていないところ強い。作者に気に入られているのか特に動きもないくせにこの巻通してスポットが当たり続ける。
2023/11/27
Kei
映画の入場券の売上はふつう映画館と映画配給会社とで折半する。映画館は窓口で受け取った額の半分を配給会社に納める決まりになっている。逆に前売り券の場合は配給会社は映画館に前売り券の半分を払い戻してくれる。近頃(当時)の映画会社はめったに自分で映画を作ったり金を出したりしない。まずプロヂューサーが映画の事を何にも知らない会社の社長を口説く。口説かれた企業は名誉欲と金欲にかられて出資金を出す。オーナー企業はたいてい映画が大好きだからええカモ。映画の製作が始まると映画の配給会社は前売り券を発行して出資した企業にも
2018/07/14
絵具巻
文京区立根津図書館で借りました。
2017/09/07
yk
肉欲すげー!
2016/01/06
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