ハプニングみたい (KCデラックス)
ハプニングみたい (KCデラックス) / 感想・レビュー
アナーキー靴下
いとうせいこうの本は処分してしまったものも多いが、この本はなんとなく手放せずにいて、久々に読んでみた。全7話、岡崎京子さんのパラパラ漫画のような絵に、いとうせいこうが文字を付けていくという構成の作品。あとがきで(懐かしの)「VOW」がきっかけで閃いたとあり、絵というお題に対してひねりの効いたことを言うような面白さはもちろんあるが、描かれた要素から意味を見出し、物語化してしまうことの面白さのほうが強いと思う。無限の可能性が徐々に狭められてゆくことは何処か切ない。ルール内で工夫している岡崎京子さんの絵も凄い。
2024/09/21
hmwr
そんなに面白くなかったけど6話の構成がすごくすき
2020/05/07
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