エデンの花 4 (講談社コミックスフレンド B)
エデンの花 4 (講談社コミックスフレンド B) / 感想・レビュー
十六夜(いざよい)
自分を陥れた犯人がクラスメイトの玲子だと知ったみどりは玲子と対峙する。玲子を平手打ちして心の内を吐き出したみどりに泣けた。爆弾娘ゆかりの帰国でさらに恋愛が動き始める。
2015/06/10
愛
玲子のつらさはわかるけど、もう同情はできない。あんな写真を本人が喜んで撮ってたって、本気で思った人の気がしれない。それだけみどりが学校で浮いてたってことなのかな…。学校と家に居場所があって本当によかったと思う。本棚の登録で、みどりと時緒はブラコン・シスコンでカテゴライズしていいのか悩む。
2012/05/18
Miss.W.Shadow
「兄の球技大会乱入」「紫による沖縄への強制旅行」などは、少女漫画特有の悪しきハチャメチャ荒唐無稽設定が残ってるんだけど、徐々にそういうのがなくなって、作者のストーリーのつなぎがうまくなっていくのが分かる。よくあるプロットながら感情の伝わる台詞とコマ運びで「三角関係」だけで長いこと持たせる技術は絶品で、「ちはやふる」につながる読み手を揺さぶる感情描写もこのころ確立されたのだと思う。良い作品だけに絶版は惜しい。末次由紀の名が高まったら、何年後かに場面を差し替えて再版されることを期待。
2010/06/23
もか
うーん。玲子もかわいそうな子だなぁ……。しかし、紫さんすごい(笑)
2016/07/13
やいとや
玲子がみどりに対して抱いた負の感情は、理解出来る。ただ、読み手は既にみどりの人生の刻苦を読んでしまっていて、そこに感情の移入への理路は閉ざされてしまっているだけ。玲子の「世界から孤立する恐怖」は学校という狭い生簀では致命的なものであるし、そこに「写真を更にバラ撒く」事で逃れようとした浅知恵も実に子供らしくて宜しい。その「浅い子供っぽさ」に「あんたも自分の心の醜さと闘いなさいよ」という強烈なパンチが決まるシーンは当に名場面と言える。人が人を認めるまでに、実はここまで苛烈な事態は起こっているのだ。
2019/08/14
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