溺れるナイフ(14) (講談社コミックスフレンド B)
溺れるナイフ(14) (講談社コミックスフレンド B) / 感想・レビュー
ネロ
なに一つ正しくないはずなのに、そうすることで確実に動き出してしまった夏芽の時間…。苦しみ、もがきながらも二人はそこに居場所を見出しているんでしょうね。その闇が皮肉にも彼女を輝かせるんなら、二人の関係はやはり二律背反。どうしても引きつけ合ってしまうものなんでしょう。堕ちて行くだけではない何かを見出して欲しいですね。
2012/11/14
豆乳くま
解っていたけれどこれは辛い。大友。子供はこんな聞き分けいいはずないよ。
2014/06/28
fitty
夏芽の処女性と貫通式、14巻。夏芽がここで処女をこじらせてしまうと、確かにまずい。でも相手は大友じゃ無理だ。大友が悪いわけじゃなく、事件がそれだけ少女にとって大きすぎた。そして、それは互いにとって残酷だ。だから、コウのとった行動は納得がいく。ショック療法的なやり方だが、段階を経たSEXにコウの愛を垣間見る。事件の当事者同士でないと、共有できない時間と関係。体は結ばれても、また離れ離れになる二人。夏芽の大友への罪悪感と別れ。別れを受け入れねばならない大友の姿と、理由を上手く伝えられない夏芽が辛い。
2014/12/02
よしだ
コウの孤独や底知れぬ苦しみが痛々しい。自分だけでなく他人までも傷つけてしまうほどの孤独。夏芽との関係もこの術しかなかったのだろうけど、痛いなあ。心が痛む。主要三人が各々の形で傷ついてしまう今回。それぞれに救いはあるのか否か。
2012/11/15
ねこみみ
愛人さんが奥様に昇格してた。このおばはん怖いわ。そして、夏芽とコウ、やはりすべてはあの事件が大きすぎた、酷すぎたから、無かったことにはできないんだよね。大友との別れは辛かったな。でも、どうしようもない。あー、コウちゃんが心配だなー。
2016/11/09
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