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累(9) (イブニングKC)

累(9) (イブニングKC)

累(9) (イブニングKC)

作家
松浦だるま
出版社
講談社
発売日
2016-08-23
ISBN
9784063546323
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累(9) (イブニングKC) / 感想・レビュー

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wata

死んでも美しいままの顔を手に入れて…ってどうやったんだろう。醜い娘を人質にする父は自分の事ばかりで愛情なんてなかったけど、母は最後まで母だった(T_T)

2016/12/29

nyaoko

完璧だと思っていた野菊の計画は失敗に終わった。物語はいよいよ大女優『淵透世』の真実に迫る。いざなの出世の秘密、そして野菊の母・透世との運命。美しく生まれ愛されて育った無垢な透世と、醜く生まれ疎まれて歪んだ心のいざな。正反対のこの2人、そして彼女達の娘もまた同じ様な運命の輪に取り込まれている。この物語の終焉は果たしてどこへ行き着くのか想像がつかない。どうか2人に救いの手が何処からか届かないかと願うばかり。

2016/10/06

くりり

「マクベス」終幕、完璧と思われた野菊の計画は失敗、いざなと淵透世の過去が明らかになったが、幸せとは...。

2016/12/29

絹恵

怨みから生まれる陥れたいという感情は、気付かぬ間に流れ出ていて、それを冷静な目は逃しません。一方を生かすと一方を殺してしまう関係は、二人の母親の代から解けずにいます。女も男も欲望に飲まれ続けるそれは終わりのない呪縛。そして悲痛な祈りのよう。

2017/08/29

流之助

久々なので再読。過去編はじまるとドキドキする。いざなが神楽の舞台に立ったシーンは小説版で語られているのだろうか。美醜と虚実について寓話的に徹底的に語られる。野菊の裏切りを知ったかさねの表情にゾッとするけれど、悲しい!演劇に携わる人々は感受性が高いのだろうか。美しいものに惹かれて破滅していく様が残酷だけれど読ませる。ここまで人の不幸が積み重なるとハッピーエンドは迎えそうにないが、それでも最後まで読み続けたくなる。表紙とカバー裏表紙、そして扉絵の美麗なイラストも毎回楽しみである。

2018/08/13

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