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九頭竜 2: 買厄懸場帖 (講談社漫画文庫 い 11-3)

九頭竜 2: 買厄懸場帖 (講談社漫画文庫 い 11-3)

九頭竜 2: 買厄懸場帖 (講談社漫画文庫 い 11-3)

作家
石ノ森章太郎
出版社
講談社
発売日
2004-07-01
ISBN
9784063607529
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九頭竜 2: 買厄懸場帖 (講談社漫画文庫 い 11-3) / 感想・レビュー

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海猫

宮川輝のリメイク版ではオミットされたエピソードが多く、終盤になるほど風呂敷の畳み方が別物に。最終的な着地点も正反対な感じ。こちらの石ノ森オリジナル版はやりきれない展開があり、決着の付け方が無情な感じだった。前巻でも違うように読めるとは書いたけれど全話読みきると、こうも印象が別物になってくるとはねえ。今の私としては、救いとスピード感ある宮川リメイク版の方が好きだが、読んだ順番もあるしタイミングもあるだろう。よりハードな作品を求めたい時期なら石ノ森版をとると思う。作家性を比較しながら読むのも面白い体験だった。

2020/06/11

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