KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ヒメアノ~ル 6 (ヤングマガジンコミックス)

ヒメアノ~ル 6 (ヤングマガジンコミックス)

ヒメアノ~ル 6 (ヤングマガジンコミックス)

作家
古谷実
出版社
講談社
発売日
2010-04-06
ISBN
9784063618815
amazonで購入する Kindle版を購入する

ヒメアノ~ル 6 (ヤングマガジンコミックス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

かに

完結。そういう終わり方か。なんとも言えない読後感。人に勧めたくなるような漫画じゃないけど、なんか後味悪いけど、なんか残る。異常殺人者の苦悩の物語といった感じ。誰かが書いてたけど、最悪のハッピーエンド。そんな感じ。映画は…みたいかも。

2016/03/27

ぐうぐう

『ヒミズ』以降の古谷実作品は、それぞれが独立した物語でありながらも、連続した流れを感じさせる。つまりそれは、物語の単純な完結による新連載の始まりなのではなく、それぞれがひとつの世界の片隅で絶えず起こっている物語であり、さらには私達の頭の片隅で息衝いている物語であるということだ。だからこそ、『ヒメアノ~ル』の物語も、厳密には完結してない。この世界のどこかで、そして私達の内部で、今も続いている。

2010/04/10

たっきん

唐突な終わり方でしたが、森田はちゃんと捕まったみたいだし、主役の2カップルは続きそうだし良かったかな。森田のモノローグは実際の殺人鬼の思考を覗いているようでこわかった。ただただ自然にああいう考え方と行動をする人間に自分が生まれてしまったらどうなるんだろうと考えさせられた。殺人鬼の話が好きなので面白かったです。自殺しておわりなのかなーと思っていたけどあのラストで良かった。

2013/06/18

林 一歩

6巻一気読み。『ヒミズ』は衝撃を受けたけど、こうも同様のテーマが続くとなんだかなって感が強くなり、正直読み続けるのがしんどかった。突き抜けたギャグマンガはもう描けないのかしら。

2013/01/12

匙(飯匙倩)

最終話を読んで、この作品が傑作だということは既に知っていたのだけれど、いざこうして読み通してみるとやはりなんとも言えず感慨深い。ここには日常も非日常も、平凡も非凡も、常識も非常識もない未分の世界がただただ普通に広がっている。黄色信号が勝手に点滅しているけれど、注意して進む者もいれば、端から眼中にない者もいる。そもそも運転ができない者だっている。そういう交差点の上で(下で?)試されるように生きている。ヒメアノ~ルとは恐らくそうした者全員のことで、その意味で人はただ、「異常」をも「日常」として生きるしかない。

2019/07/13

感想・レビューをもっと見る