昭和元禄落語心中(10)特装版<完> (プレミアムKC)
昭和元禄落語心中(10)特装版<完> (プレミアムKC) / 感想・レビュー
hiro
ついに完結編。漫画でもドラマでも『落語心中』に登場したいろいろな落語のなかで、一番気になったのが「死神」だったが、八代目八雲の最後はその「死神」と一体化していた。亡くなる前の八雲と小夏、そして信之助の縁側での幸せそうな団欒に、やっと八雲も本当の家族ができたと実感したのではないか。落語と心中ではなく、落語の繁栄をもたらした八代目八雲の生涯だった。本当に面白い漫画で楽しく読むことができ、10巻も短く感じた。もちろんドラマも最後まで楽しくみようと思う。
2018/11/30
カピバラ
最高でした。唐突にあの世の話になってびっくりしたけど、助六とみよ吉さんと仲良く並んでいる姿は泣けた。信ちゃんの本当のお父さんって!?と謎は残りつつも完結!与太郎が弟子になってからを思うと、感無量。あと、松田さんに萌えた。
2016/09/08
sachi
ついに完結。「人間らしくて結構結構 ままならねぇのが人間だアなあ」助六、男前。また八雲師匠の落語が聴けて嬉しい。最後の秘密、真相は藪の中。否定も肯定もせず。はっきりさせるのが野暮てもの。いい作品でした。
2016/09/09
傘緑
「いいんだよ。オイラ、もうなんもねェから、なんもねェから、あすこに行くんだ。寄席なんてのはそういうトコだべ(一巻)」(古い映画に描かれた奇妙な三角関係の愛の様相のように)突然炎のごとく、全巻読み返したくなる漫画の一つ。そういった身を焦がすような狂想に駆られて損得なく、炎の勢いそのままに時間を忘れて没頭する。落語って、漫画って、読書って、そういった人間の「愚かという貴い徳」を、神々しい人間臭さを、業を、肯定する、そういうものでしょう(ねえ、談志師匠)。「『なんで落語なのか』『アッシの方もほんの出来心でッ』」
2017/05/22
山猫
とうとう終わっちゃいました。今はまだ何も言いたくありません。
2016/09/07
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