KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ちばてつやとジョーの 闘いと青春の 1954日

ちばてつやとジョーの 闘いと青春の 1954日

ちばてつやとジョーの 闘いと青春の 1954日

作家
ちばてつや
高森朝雄
豊福きこう
出版社
講談社
発売日
2010-01-07
ISBN
9784063647938
amazonで購入する Kindle版を購入する

ちばてつやとジョーの 闘いと青春の 1954日 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ロマンチッカーnao

あしたのジョーのラストは漫画史というか、日本の文化という大きなカテゴリーで捉えても歴史に残るものですよね。あの真っ白になったジョーのコーナーポストの椅子に座って目をつむっている絵。連載が開始されたのが僕の生まれる前だったとは知りませんでした。アニメでも、単行本でも何度も見ているので、もっと身近に感じていました。僕も、あんなふうに真っ白になるまで生ききるんだと心に誓った記憶何度もあります。ちばさんは、ジョーの日常を描くように日記を書いているようにかいていたのですね。その間に何度も燃え尽きかけた。壮絶です。

2019/12/05

ぐうぐう

『あしたのジョー』が、未だ伝説の漫画として語り継がれていく作品となったのは、ちばてつやと梶原一騎という、まるで作風も性格も違う作家ががぶりよつとなって、まさしく格闘しながら生み出したからだということが、本書を読むと改めて実感させられる。一部で言われていた、水と油といった関係ではなく、ちばの発言からは、いい漫画を作り上げようという目的に向かって、真摯に意見を交換し合う両者の姿が見えてくる。(つづく)

2010/01/18

jinger_aler

理想とする『あしたのジョー』が原作者と異なるなかで、これほどまでに素晴らしい作品が出来るのは、本人達の努力は勿論、運命のようなモノを感じざるを得ない。またラストに近づくに連れ、ちばてつやのアイディアが主になっていることも、この本ならではの貴重な話だと思った。「ジョーと自身を重ねて描いていた」ということを念頭に置いて、もう一度作品を読み返したいと思う。

2014/06/16

iregyura-

全巻読み直した気になる本だった。たくさんの興味深いエピソードがあったけど、力石の葬式に参列する前の話が世間との温度差をよく表していて面白いなと思ってしまった。面白いといえば当時のタイアップのイラストなんかも良いですね!富士フィルムが個人的にはお気に入りです。

2012/04/15

刷子筆男

豊福きこう久々のイイ仕事。時系列で「ジョー」連載時、30代前半のちばてつや発言を洗った気の遠くなる作業による一級の記録。梶原と、編集者と、はたまた世間と渡り合いながら、どうやってあの奇跡的な作品が生まれたのか、よく解る。

2011/08/24

感想・レビューをもっと見る