新装版 あさきゆめみし絵巻 上巻
新装版 あさきゆめみし絵巻 上巻 / 感想・レビュー
やぎママ
職場で大河ドラマの話をしていて、ほとんどの同僚が「『あさきゆめみし』夢中で読んだよね~」と懐かしんでいたが、自分は実はまったく読んだことがなかった。たまたま図書館に蔵書があると知り、予約してゲット。出生から青年期までの光源氏の凛々しさ、また女性たちの美しさ、ため息をつくばかり・・・解説もあり、源氏物語初心者にも理解しやすくありがたい。次は下巻へ。
2024/06/09
ゆーり
感想は下巻に
2017/02/19
このみ
巻頭に収められた二枚のイラストがとにかく圧巻。折込3面分のサイズで、吹抜屋台の技法で描かれたものは見事としかいいようがない(表紙はその一部)。桜霞で彩られ、源氏物語の主要場面が描かれている。そして、同じく巻頭の、桜の樹上で物憂く笑みを浮かべる「春の王」たる光る君。どちらも細かく彩色されていて本当に素晴らしい。上巻は光源氏の前半期。華やかな女君、豪華な装束、ドラマチックなシーンと盛り沢山。現在の建物から「江戸の仕様をとり払って王朝をじっと透し見」「色のとんでしまった絵巻物の衣裳に強い色彩を与え」た構築の美。
2022/04/01
のら
ため息が出るような美しさです。小学5年であさきゆめみしに出会い、ずっとファンでした。絵巻が出版されていたことを発売当時は知らず、今回の復刊でようやく手に入れることができました。うはー。さらに昔に出た画集と同じ絵も多いことは気にしない気にしない。あさきゆめみしは前半の方がキャラクターの顔の描き分けがきちんとしており、顔立ちも好みです。それがカラーの、しかも大きな版で見られるのだからたまりません。うはー。凄く無理を言えば、頭中将と若き日の(美しい)嫉妬に狂う弘徽殿の女御も描き下ろしてほしかったな、と。
2016/06/28
ヒトコ
地元図書館で見つけたので借りてみました。オールカラーで美しいです。「あさきゆめみし」は今を去る事40年以上前の学生時代から新刊待ちで読んでいました。 この作品によって源氏物語と出会ったと言っても過言ではなく、興味を持って円地源氏や田辺聖子を読み、角川文庫の「源氏物語」にも手を出してみました。 角川の古典源氏には挫折したものの、「あさきゆめみし」は源氏物語の登場人物を身近なものにしてくれました。六条の御息所や紫の上の苦しみ考えられたのは この作品のおかげでした。
2024/10/05
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