TRIBUTE TO OTOMO
TRIBUTE TO OTOMO / 感想・レビュー
ぐうぐう
アングレーム国際漫画フェスティバルグランプリ受賞記念として刊行された『TRIBUTE TO OTOMO』。大友克洋をリスペクトする漫画家達が、大友作品を自由にイラスト化している。眺めているだけで楽しくなる。驚かされるのが、日本人の漫画家よりも海外の漫画家のほうが多いってことだ。バンド・デシネ、アメコミ、あるいは韓国のマンファまで、大友克洋の影響力の広さ、強さが伺える。多くの漫画家が『AKIRA』を描いているのに対し、江口寿史と貞本義行が『HIGHWAY STAR』をチョイスしているのが印象的。
2017/02/12
なるみ(旧Narumi)
先日、浦沢直樹さんがテレビに出演された際に、最も影響を受けた漫画家の一人に大友克洋さんを挙げていました。それがきっかけで本書にチャレンジ。大友克洋さんはアングレーム国際マンガフェスティバルの日本人初のグランプリ受賞者とのこと。そして世界の漫画の3大潮流のようなものがバンド・デシネ(フランス🇫🇷•ベルギー🇧🇪)、アメリカン・コミック、そして日本の漫画ということも本書で初めて知りました。「AKIRA」「童夢」を始めとした大友作品に影響を受けた世界中の作家達の素晴らしい作品で構成されていました。良書!
2022/07/09
まつじん
イラストだけじゃなくて漫画も読みたくなります。
2017/03/07
kanon
芸術家志望や、プロに愛される作家なのだと思う。自分は勿論プロではないけどそういう雰囲気はめちゃくちゃ伝わる。家には気付いたら大友克洋さんに影響を受けたっぽい作品が集まっている。バンド・デシネにも手を出してしまってる。多分大友さんからは一生逃れられない。『AKIRA』や『童夢』はどうしたって色褪せない魅力があるからだ。
2020/11/24
参謀
世界中に衝撃を与えた『AKIRA』から30年。最近ではブリューゲル『バベルの塔』の内面を描いた『INSIDE BABEL』や渋谷の『AKIRA』の壁画で注目されている大友克洋のトリビュートイラスト集。8割が海外のアーティストでほとんど知らず、魅力的な絵もなく、日本人では江口寿史、桂正和、岸本斉史、松本大洋、望月ミネタロウ、村田蓮爾、弐瓶勉、貞本義行、士郎正宗、田島昭宇、寺田克也、浦沢直樹、吉田戦車などが参加していますが、敢えての『AKIRA』以外の絵が多かったです。コメントない人もいたし微妙でしたね。
2017/05/22
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