四月は君の嘘(1) (月刊マガジンコミックス)
四月は君の嘘(1) (月刊マガジンコミックス) / 感想・レビュー
抹茶モナカ
自分の演奏が聴こえなくなる公生は、ピアノから逃げていた。そこに友人の渡に恋をするヴァイオリニストの宮園かをりが現れ、彼の心に触れる。クラシック音楽を題材にした青春漫画。
2014/11/02
優愛
ルドルフ・クロイツェルに捧げられた「クロイツェル」――それはステージの上ではもう彼女のものだった。ピアノが弾けなくなった公生に手を差し伸べたのは自由奔放に音楽を愛するヴァイオリニストのかをり。孤独という海に沈んでいくのが怖くてどんなに音を拒んだとしてもかをりの声だけはいつだって心の奥深くに響いて波紋を残していく。僕なんか、そう言う公生にかをりが言った「でも君がいいの」君じゃなきゃ意味がない、その真相はきっとこれから明らかになる。鍵盤さえもカラフルに染まる、演奏家としての公生の未来を信じて。
2014/12/13
masa@レビューお休み中
少女漫画によくある、突然王子様が現れてしまう設定ではなく…。ある日突然王子様を助けに、王女様が現れる逆パターン設定。それが新鮮でいいなぁ。中学生なのに、みんなどこか大人で、でも大人になりきれてなくて。だからこそ、ピアノが弾けなくなった有馬公生は足掻いていた。ピアノを弾くことも、諦めることもどちらもできない狭間で足掻いてた。苦悩と葛藤と絶望の中で、どうにもできない彼はヴァイオリニストの宮園かをりと出会うことで変わっていく。もう一度ピアノに向かい合うようになっていくのだ。
2018/05/08
流言
『私がいるじゃん』。これはボーイミーツガールの青春ラブストーリーなんかじゃない。もっと深淵より生まれいでた、禍々しいものだ。恋愛トークで盛り上がる平凡な高校生の日常を、ヴァイオリニスト宮園かをりの演奏が圧倒的な個性を以て粉砕して再び音楽の世界へ引きずり込む。暗い海の底でひとりぼっちになった天才ピアニストと、コンクールで作曲家に喧嘩を売る暴力的なヴァイオリニスト。出会ってしまった二人が、暗い海の底で手を握るのか、高く空を目指してはばたくのか。一巻からはどちらにもとれる。彼らは誰に向けて演奏をするのだろうか。
2014/11/13
exsoy
ヒロインかをちゃんだったのか…1巻無料で読んだけど続きが気になって2巻購入しちゃうくらいには面白かった。
2015/03/10
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