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Danza (モーニングKC)

Danza (モーニングKC)

Danza (モーニングKC)

作家
オノ・ナツメ
出版社
講談社
発売日
2007-12-21
ISBN
9784063726497
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Danza (モーニングKC) / 感想・レビュー

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タイトルの「Danza」とはイタリア語で「ダンス」の意味。6つの短編はそれぞれ、兄弟、家族、父子、同僚などの様々な側面を描き、どこか渇いてクールに見えるものもあれば、あたたかくじわっとくるものもある。そして今回はイタリアだけでなく、アメリカや日本をも舞台にしており、いつもながらオノさんのカラーに彩られ、セリフは極力少なく無駄を省いているので、シーンの空気感、風の匂いまで伝わってくる。そんな雰囲気がすごく好きだ。そしてなぜ「ダンス」なのか、その意味を探りながらまた何度でも読み返すだろうなと思えた作品だった。

2013/06/25

キジネコ

もしね読書に疲れたら「オノ」をどうぞ。6つの短編。離婚した元妻の家で育った息子と父親、時間軸を超えて出会う3人の男の関係は?国際結婚した娘の亭主が里帰り・・上司と若い部下の遠い記憶、年の離れた兄と弟、そして警察もののバデイドラマ・・溶け残った小さな氷の様な折り合いの悪さに柔らかな光が差してゆっくりと溶ける様子を見事に楽しませえてくれます。ネタバレ過ぎ?いいえ ほんの触りです。この人の生み出すキャラの視線が良い、目の表情が醸す意味深な空気がドラマに体温を与えます。皆でDanza!不器用に踊れ!人生は楽しい。

2014/10/05

たかし

自分の考え、気持ちを伝えるのが苦手な親子、兄弟、仕事仲間の自分への重いが見えたときの温かさに癒された。面白かった。話の中では、「箱庭」が一番好き。

2013/08/15

里中

漫画だと台詞が説明的だったり多めになりがちなのに、シンプルな絵柄や台詞、表情や間の流れが色々なものを伝えてくれて、ずっしりほっこりした読後感です。和風の話でも洋風の話でもすっと馴染んでしまうのも魅力の一つですよね。娘婿とどう接していいか戸惑っているお父さんの話が、古風な日本男子のお父さんそのもので一番好きです。

2010/11/01

福猫

『モーニング・tow』にて短編連載中からコミック化をすご~く楽しみにしていた。『湖の記憶』は、『モーニング・tow』掲載時に、ぐっと来た。この中では一番好きかも。作品によって作画が変わる作家を、“カメレオン作家”と呼ぶらしいが…。オノさんもカメレオン作家の一人だな。『さらい屋』と『クマとインテリ(basso名義)』では全く違った画風だし、今回のダンツァは先の2作品ともまた違うイメージとしては『not simple』が一番近いかな~。

2007/12/27

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