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ピアノの森(17) (モーニングKC)

ピアノの森(17) (モーニングKC)

ピアノの森(17) (モーニングKC)

作家
一色まこと
出版社
講談社
発売日
2010-03-23
ISBN
9784063728811
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ピアノの森(17) (モーニングKC) / 感想・レビュー

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はつばあば

それなりの人は人の足を引っ張らない。アダムスキの優しさはやっぱり大人の風格がある。雨宮には雨宮の良さもあろうが・・やっぱりひ弱。温室育ち。ウェイ・パンのような育ちも、カイの育ちも変わらないが、唯一違うのは愛情を与えられたかどうか。ピアノや楽器は人の心を打つものだ。それが生の演奏だと思う

2017/02/26

kaizen@名古屋de朝活読書会

二次に進めなかったアダムスキが、二次に進んだ雨宮を慰める場面から始まり。壮絶なドラマとは別に、ほのぼのとした人間性も垣間見ることができるところがとても素敵。ピアノ、音楽に対する知見や、ショパンに対する解釈。努力する人が報われるとは限らない世界。雨宮が二世としての呪縛から逃れられず、父親との葛藤を表現している。海の出番は少ないが、二次予選の2人の演奏家に対する描写は参考になる。海とは別の境遇だが下から這い上がってきた人の表現がすざましい。作者の洞察力、表現力には感服する。遅筆な理由も分かる気がした。

2011/04/27

wata

2世の重圧に苦しむ雨宮君。「表現者は自分!キミ自身が全て!」と教えてくれたアダムスキ。いい人だぁ(*´∀`)♪パン・ウェイはただの阿字野ファンではなかった!継承するピアノ!

2015/05/20

くりり

再読、ショパンの旅路アタムスキ、単なる甘えん坊雨宮、危険なピアニスト阿字野を承継するパンウェイ、みんな濃い

2015/05/25

ふぅわん

【🎹ピアノはあくまでも楽器、表現者は自分。表現する者に表現するハートが思いがイメージがなかったら。。自分とピアノの向こう側にいる人には伝わらない🎹】この言葉をわたしの胸に刻む。優しくて、とても切なくて痛烈な心の奥深くの想いを鍵盤にのせたパンウェイの演奏。最後のお辞儀シーン姿が目に焼き付いて残る。ピアノに命を吹き込むのはあなた自身。わたしはわたしの心の中を音で表すことはできるかなぁ。ピアノは楽器、楽器に命を吹き込めるのもわたし次第。努力して練習するのはもちろん必須、ただ音に心を刻むのは努力ではできない。

2021/12/16

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