つらつらわらじ 2: 備前熊田家参勤絵巻 (モーニングKC)
つらつらわらじ 2: 備前熊田家参勤絵巻 (モーニングKC) / 感想・レビュー
ぺぱごじら
備前藩主熊田治隆さまは、気紛れ殿様にて奇嬌の振る舞い多く、御老中からも目をつけられての参勤道中。脇に控える大小姓頭:山和木のみが殿の心中を知る。青年家老:熊田和泉は殿を知るにも、世の中の機微を知るにも未だ若く、迷走する。しかし誰でも若かった。その年齢になれば誰でもいきなり勤めが果たせる訳ではない。殿様は我儘放題の旅路で和泉に何を伝えるのか。…殿様・山和木・和泉・筆頭家老:行木・隠密:九作 、色んな視点からいくらでも読める奥深い一冊。ごちゃごちゃしているようで、透明感のある絵とストーリーがお気に入りです。
2011/03/26
ぐうぐう
郡山では藩主・治隆の過去が照らされ、京では公卿のいやらしさと対面する。行く先々で、熊田家一行は、藩に居たときには見ることのできない、出会うことのないドラマと遭遇していく。「わしがこの道中で持ち帰るものはなんであるのか なんであるべきなのか… なにを持ち帰りたいのか」。それぞれの想いが、その場所場所で交差する。「わしの背ばかり見ていていかがする 三郎左 湖を見よ この景色を見よ …同じ景色は二度とないぞ」
2014/03/02
kei@名古屋
人間味とでもいうのでしょうかさらい屋とは別の角度から人の味を描きだしていたり。それにしてもたんたんと参勤交代の道中を進んでいく感覚を非常に感じます。
2011/03/28
ひなにゃんこ
★★★☆☆ 1巻はまだ序盤、といった感じで話が転がってなかったので、2巻を買うか迷ってたんだけど、ここでの評判がいいので買ってみた。なるほど、殿様、豪気で粋な計らいですな!男前!大分話が転がり出して、行木の真意、山和木の不安、九作の迷い、和泉の今後の成長など、先が気になる話になってきました。
2011/04/06
ムック
治隆の落とし子の結末には成る程、ニクイ事してくれるな〜前巻に引き続き治隆に振り回されている周りの人達が、大変そうだが楽しそう♪しかし登場人物の顔が中々覚えられない…
2011/05/09
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